トヨタ MR-S 「「彼女」は、お金は有るが貧乏性の親の居る...」のユーザーレビュー

「彼女」は、お金は有るが貧乏性の親の居る...

2009.9.18

総評

「彼女」は、お金は有るが貧乏性の親の居る家庭に生まれました。
親の貧乏性が災いし、家族のお古のつぎはぎだらけの服を着せられ、着飾る余裕も無かったので、育ちが中途半端になってしまいました。
故にそのままでの姿で舞踏会で一緒にダンスを踊っても中途半端な育ちが見え隠れし、あまり上手に踊れずにいたので最初からダンスの上手い人と踊っていた人はその事を悪く言ったり、付き合いだしても浅い付き合いで終わってしまったり、巷の噂で付き合いをやめてしまう人も居ます。
でも、実際に「彼女」とよく付き合ってみると「個性的だけど素直で真っ直ぐな性格」であることに気づきます。
そこで、信頼出来る先生にきちんとした指導をしてもらい、持っている才能を引き出してきちんとドレスアップしてあげるとあら不思議、
生まれたときから上手に踊る事を義務付けられた人たちと対等に踊れる程の可能性を秘めるまでに成長したでは有りませんか。
しかし、元々持っていた気難しさとデリケートな所も強くなったので、きちんとした扱いとエスコートが出来ないとすぐに怪我をしてしまったり拗ねてしまいます。でも、そんな彼女を理解した上で、上手にエスコート出来た時の喜びは、そこらの女性より数段上の喜びとなって返ってきます。だから気難しいからとすぐに諦めないで、もっと「彼女」と会話してみてはいかがでしょうか？きっと最高のパートナーとなってくれる筈です。

満足している点

シビックや先代MR-2を「彼」と呼ぶならこのクルマは「彼女」という表現がぴったりだと思います。
トヨタが実用性を無視し「トランクの無い車」を出したのはある意味凄い決断だと思う。しかもミッドシップのオープン2シーター。その上、「タコメーターが真ん中にある」という完全な「運転を楽しむ事を目的とした車」。「何キロ出した」ではない、「どれだけ車と会話出来たか」に真の楽しみが有るクルマ。そこに気づく事が出来ればばこんなに楽しい個性的なパートナーは無いと思う。そして今のトヨタから今後生み出すことなど到底出来ないであろうという事も。大事にしてあげて下さい。

不満な点

細かいレビューは沢山の方がされているので別の角度から。
良い意味でも悪い意味でも「安い」。その結果、サスペンション形状をダブルウィッシュボーンで造れなかった事。「もし」実現していたのならば今与えられているこのクルマの巷の評価は全く違う物になっていたと思う。あの、「エリーゼ」の性能が200万円で買えるとしたら・・・
すべてはこの「安く造る」所にあり、「軽い」という最大の恩恵を結果得ることが出来たが、中途半端な面も多く出てしまった。
従って、手を入れる事になるのだが、それをしないと「中途半端な安いクルマ」として捉えられがちになってしまう。しかし、素性は良く、「きちんと弄ると化ける」魅力を持っている。
特に高回転でガンガン回して乗るシビックから乗り換えた人に言っておきたいが、
「彼女」と表現する通りりデリケートな面があり、ハードなチューンを施し同じ感覚で乗り、乱暴な振り回し方をすると簡単に拗ねてしまい、エンジンブロー、ミッションのトラブルに見舞われ、スピンに見舞われ大変な思いをします。乗り方を変えないといけない、「きちんとした運転と弄り方」要求される車になります。でもそれが出来るようになれば・・・

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験