トヨタ MIRAI 「MIRAIで未来を先取り!」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

山田 弘樹
山田 弘樹(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

2

デザイン
4
走行性能
5
乗り心地
5
積載性
2
燃費
3
価格
2

MIRAIで未来を先取り!

2021.9.27

年式
2020年12月〜モデル
総評
今後の自動車のあり方を占ううえでも、歴史に名を刻むクルマとなることは間違いない。
満足している点
世界中だけでなく日本の政府さえもがEVへと傾倒する中、FCVの可能性を問う姿勢は、トヨタの未来への挑戦だ。ただこのミライが素晴らしいのは技術面だけでなく、それ以上にクルマとしての楽しさ、商品性を磨き上げたこと。走らせていて素直に気持ちよいセダンだと思える。
不満な点
従来の車検とは別に高圧水素タンクの容器検査が定期的に必要。このあたりはいずれ整備されていくと思うが、車検と時期が異なるため多少の不便はあるかもしれない。
デザイン

4

FCVを自然とイメージさせる、クリーンで美しいデザイン。先代の面影がまったくない。
走行性能

5

スポーツセダンと呼べるほどボディバランスが良く、操舵応答性もリニア。ここにモーターライドが加わることで、シームレスな走りが楽しめる。
乗り心地

5

乗り心地はすっきりと上質。床下にバッテリーを敷き詰めない分、ピュアEVのような剛性感や低重心感はないが、シャシーそのものの出来映えがよいのだ。
積載性

2

ボディ幅の大きさに比べて、荷室容量は321L。それでも9インチゴルフバックは3つ積めるという。開口部が広いのも、使い勝手が良さそうだ。
燃費

3

満タンならば850km以上走る。水素ステーションのインフラが今後の課題だが、利点はEVと比較して満タンまで3分から5分ほどしかかからないこと。水素の金額を考えると、燃費はガソリン車の同クラスセダンより少しよいくらいか。
価格

2

ベースグレードでも710万円からで、おいそれとは手が出せない。初代は国や地方自治体の補助金を合わせると最大300万円もの公的補助が受けられたが、今は補助金もあるにはあるが大幅に少なくなっている。“未来を買う”にはやはりお金がかかるのだ。
山田 弘樹
山田 弘樹
自動車ジャーナリスト
自動車雑誌「Tipo」の副編集長を経てフリーランスに。編集部在籍時代に参戦した「VW GTi CUP」からレース活動も始め、ワンメイクレースやスーパー耐久に参戦。この経験を活かし現在執筆活動中。愛車は86年式のAE86と95年式の911カレラ。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員
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