トヨタ イスト 「今時の車としてはかなり希少種です 一般に車体安全性の低いのが特徴のトヨタ車ですが、この車は極め付きです。EuroNcapのテストは今では大甘の衝突安全」のユーザーレビュー

今時の車としてはかなり希少種です 一般に車体安全性の低いのが特徴のトヨタ車ですが、この車は極め付きです。EuroNcapのテストは今では大甘の衝突安全

2010.2.12

総評

今時の車としてはかなり希少種です
一般に車体安全性の低いのが特徴のトヨタ車ですが、この車は極め付きです。EuroNcapのテストは今では大甘の衝突安全性のテスト基準ですが（IIHSのテスト方が基準は厳しい。そのため、トヨタ車は１台も安全な車には選定されていません）、その大甘の基準でも、イストはなんと三ツ星。同時期にテストされた車はすべて五ツ星（満点）なのにもかかわらず、です。同じスコアはホンダで言えば2000年モデルのロゴ、日産で言えば1997年のプリメーラ、マツダで言えば2001年のプレマシー等。（ちなみに欧州での名前はUrban Cruiserですので、興味があったら検索してみてください。）スコア低下の原因は膝へのダメージが大きい事。運転手への事故時のダメージから、私が想像できる設計思想は90年代のものです。確かに、スコアはそれを裏付けています。
とはいえ、日本では車体の安全性はそれほど商品訴求力がないことはトヨタのシェアが裏付けています。安全より安価。でも、この車を購入する人はこの車の安全性を知っているのでしょうか？

満足している点

１）安心と信頼のトヨタ車であること。（少なくとも購入する方はそれを信じて購入しているはずです。）
２）顧客にとって不安、不利な情報はＴＶなどの媒体ではまず流れません。（最近はネット経由の情報が国内に入ってくるため、情報統制が利かないのと、ＴＶへの広告宣伝費が減っているため、十分に統制が効かないようですが･･･）自分で情報を取りに行かない方にとっては安心して乗ることができます。

不満な点

１）設計思想が1990年代の車であること。古い酒を新しい皮袋に詰めて売るのはトヨタが得意とする商法ですが、istはやりすぎてしまった感じですね。
２）ぶっちゃけ、走行時のノイズはうるさい。コンパクトカーだから？
３）ノーベル経済学賞を受賞したケネス・アローが指摘した情報の非対称性（俗に言うレモンの原理）を見事に体現した車であること。プリウスのブレーキ抜けや（同様の現象はエスティマではブレーキの「すっぽ抜け」と呼ばれています）急加速などが報道され、アメリカの陰謀とか言われていますが、プリウスのブレーキ抜けは初代モデルからありましたし、暴走(sudden acceleration)のニュースを私が見たのは2002年のカムリが最初です。ここ最近のことではありません。マッキンゼー戦略（市場を安売りで支配を目指し、支配的地位を占めたら、価格を上げるか、質を下げて値段を維持して利益をむさぼれ）に忠実なトヨタですが、その粗が最近ようやく見えてきましたね。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験