トヨタ ハリアー 「エンジン音がディーゼルみたい 初期型のエアロツアラーがレビュー対象です。このグレードは5S-FEエンジン搭載の2.2モデルがベースですが、足回りがTR」のユーザーレビュー

エンジン音がディーゼルみたい 初期型のエアロツアラーがレビュー対象です。このグレードは5S-FEエンジン搭載の2.2モデルがベースですが、足回りがTR

2009.1.6

総評

エンジン音がディーゼルみたい
初期型のエアロツアラーがレビュー対象です。このグレードは5S-FEエンジン搭載の2.2モデルがベースですが、足回りがTRDのローダウンサス、マフラーがフジツボ製のものに変更されており、モデリスタのエアロパーツもくっついています。
　全体的に言えば、当時のSUVとしては極めて優秀な車種であろうということです。あの図体で取り回しが異様に良い（前後オーバーハングが小さい上に操舵角が相当稼げる）ですし、室内もまずまず広い。もちろんデビュー後12年経過していますから、現在の最新のSUVと比較すれば色々と至らない点もありましょうが、プレミアムSUVというジャンルを生み出した歴史的なモデルという位置づけに恥じない、名車と呼ぶことも検討して良いような車だと感じました。
　エアロツアラーという変態グレードについての評価ですが、ローダウンサスやエアロパーツはSUVというジャンルの成り立ちを考えると明らかに見当はずれです。が、福野礼一郎や岡崎五郎が当時指摘していたように、SUVやRVという記号性は、スタイリング優先でないがしろにされていた乗用車の居住性を、商品性を損なわない形で取り戻す為の方便であったと考えれば、邪道ではありますけれども、こういう企画もアリなのかもしれません。

満足している点

まず挙げられるのは、現在でも古びていないスタイリングです。考えてみればベンツのMクラスやBMWのXシリーズ、ポルシェのカイエン、日産ムラーノなどなど、この類のデザインの出発点となったのがこの車なわけですし、外車雑誌系のライターさんたちが何をどう言いつくろうとも、これらのデザインはハリアーの「パクリ」の域を脱していないと考えます。
その他には、5座SUVならではの空間的ゆとりでしょうか。7座のミニヴァンでは不可能なゆったりとした空間は快適ですね。

不満な点

フジツボのマフラーのせいなのかもしれませんが、エンジン音がディーゼルエンジンみたいです。アイドリングはドロドロという音、発進加速時にはギュイーンという回生モーター付き電車のような音（もしかしたらオルタネーターの音なのかも）・・・。NVHという観点から言えば既にこの車は「古い」です。
燃費もあまりよろしくありませんね。東京の郊外を走り回った燃費が6キロ前後、高速でも11キロ程度です。踏め踏めで走ったらもっと悪い数字が出るでしょう。
中古車市場での価格の落ち方も遅いので、手放す側に立ったなら長所でしょうけれども、これから手に入れようというのであればこれは短所になります。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験