トヨタ GRヤリス 「トヨタ GRヤリス試乗」のユーザーレビュー

トヨタ GRヤリス試乗

2021.1.10

総評

昨今のトヨタのモータースポーツに対する本気度がよく分かる一台。 そして久々にトヨタが単独で開発した準スポーツカー、文句なしに愉しい。
未だFD2Rに乗っていたら、判子を押してしまっていたかもしれない...。

満足している点

カッコいい、速い、よく曲がる！この3つに尽きる。

不満な点

先進安全装備が高い(前のソナーは要らないからもっと下げて貰いたい)

デザイン

5

とにかくカッコいいの一言。
テールランプ辺りは好みが分かれそうな気もするが、元々のヤリスから好みの顔なだけあり、
3ドア・ブリスターフェンダー・大径タイヤまで付けられたらそれはもう文句なし！

内装については、ベースが低価格帯のヤリスという事もあり、質感はさほどでもない(ドアの内張りは相応に上質な仕立てにしているようだが)。
試乗車はDOPマシマシになっていたので、カーボンパネル等加飾が多く追加されていた。
だが、内装についてこのクルマでどうこう言うのは野暮だろう。
専用シートや280ｋｍ/hスケールのスピードメーター等、機能面や走りたくなる仕立てについては申し分ない。

走行性能

5

言うまでも無く、とんでもなく速いしステアリングもクイック。 クラッチペダルの反力も丁度良いレベルだった。 なお、少々回させて貰ったが、ブローオフの音も車内によく響いてきて、非常に乗っていて気分を高揚させてくれた(これまたDOPのスポーツマフラーの効果もあるかもしれないが...)。

乗り心地

4

めちゃくちゃ良い！とまでは言えないが、特に不満を覚える事も無い。 最近のスポーツカーはガチガチでもなく乗り心地も決して悪くないのが多くなっているが、GRヤリスもその例に漏れない。

積載性

3

3ドアハッチ自体が希少となっている昨今、比較対象があまり出てこないが、フル乗車では軽に毛が生えた程度の積載力。 だが、後席は思った以上にフラットになりスペースもそれなりに確保出来る。 ただし、後席を倒すのに、前席をスライドさせて中に入る必要があるのが致命的に面倒。
なお、パンク修理キットやスペアタイヤが入っている事が多い床下には、バッテリーが鎮座している。

燃費

-

価格

4

性能と専用ボディを考えればバーゲンプライスと言える。 ただし、トヨタセーフティセンスは24～5万のOPと非常に高額。 これを付けるとなるとRZ系ともなれば軽く500万は超えてしまう事になりそう。
また、驚いたのがオープンカーによく装備されている、ドア開閉時にサイドウィンドウを微妙に上げ下げする機能。 これがGRヤリスにも装備されていたのには驚いた。

故障経験