トヨタ GRヤリス 「このパフォーマンスを考えれば割安なのでは?」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

工藤 貴宏
工藤 貴宏(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
4
走行性能
5
乗り心地
3
積載性
1
燃費
3
価格
4

このパフォーマンスを考えれば割安なのでは?

2024.7.29

年式
2020年7月〜モデル
総評
えぇぇぇ……マイナーチェンジ(GRはマイナーチェンジとは言ってませんが)でここまでやるの?というのが素直な印象。パワーアップは想定内としても、新開発ATの追加に、実戦&市場の声を反映したエクステリアの進化(フロントバンパーの分割&ハイマウントストップランプの位置変更)、そして新設計ダッシュボードの採用に、着座位置の変更と内容が濃すぎます。それにしてもマイナーチェンジで着座位置を変更するクルマなんて極めて珍しいし、逆にいえばどれだけ気合が入っているかの証ですよね。というわけで、惚れたら買って間違いなしな1台です。
満足している点
その圧倒的な運動性能の高さ。ラリーを戦うためのベースマシンとして生まれてきただけあって、さすがです。手組みエンジンにカーボンを組み合わせた専用ボディ、そして少量生産車のような製造工程の作り込みなど、普通の量産車とは全く違う部分もオーナー満足度を高めますね。
不満な点
後席が狭い……なんていうのは、このクルマにとっては不満でも何でもないでしょう。そこは重視していませんので。超個人的なことを言えば、3気筒のエンジン音が軽自動車っぽく聞こえてしまうのが気になりますが、感じ方は人それぞれでしょう。
デザイン

4

ヤリスのようでいて普通のヤリスとは全然違う。そんなデザインは好き嫌いあるでしょうね。見るからにカッコいいという感じでもないし。でも、ボクは好きですね。リヤフェンダーの張り出し感がいいですね。
走行性能

5

文句ありません。こんなにオン・ザ・レール感覚で走れるクルマ凄いですね。しかも絶対的な速度が速い。重箱の隅を突くレベルの話をすれば、エモーショナル性は控えめかもですね。それも実戦での戦闘力を重視した結果と考えれば、GRヤリスらしいと言えますが。ちなみに注目のATですが……個人的にはMTで乗りたいですね。
乗り心地

3

このクルマに何を期待しているんですか?……という前提で書けば、超快適です。もちろん上級サルーンのようにはいきませんよ。でも、不快なことは何もないですね。
積載性

1

狭いです。VDA計測で174リッター。荷室の広さを求めるなら、ほかのクルマを買ったほうが幸せになれそうですね。
燃費

3

郊外路を走れば15km/Lくらいまで伸びるので、極端に悪くはないですね。ハイブリッドではない高出力エンジンとしてはかなりいいかも。ただ、燃料はハイオクです。
価格

4

絶対的な価格はヤリスの倍くらいの感覚ですが、性能の割には安い気がします。気のせいでしょうかね。だって、この値段でここまで”強いクルマ”ってほかに買えます?
工藤 貴宏
工藤 貴宏
自動車ジャーナリスト
1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員
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