トヨタ エスティマ 「天才タマゴの個性は健在」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

まるも 亜希子
まるも 亜希子(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

3

デザイン
5
走行性能
3
乗り心地
3
積載性
5
燃費
3
価格
4

天才タマゴの個性は健在

2021.9.30

年式
2006年1月〜モデル
総評
ミニバンでワンモーションフォルムという、他にはないデザインや個性が気に入った人ならば、多少の設計や装備の古さは我慢できるかもしれませんが、燃費もあまり期待できず維持費は高めになると覚悟した方がいいでしょう。
満足している点
ハイブリッドは車内にコンセントが付けられ、電気ポットでお湯を沸かすなど家電も使えます。今ではトヨタのハイブリッド車では当たり前のことですが、この年式ではなかなか珍しく、便利さが広がります。
不満な点
現役時代は高級ミニバンと言われていたはずなのに、その割には安全装備の充実度が今ひとつな印象。2015年式くらいまでは衝突被害軽減ブレーキなども装備されないこともあるので要チェックです。
デザイン

5

トヨタの天才タマゴというキャッチコピーが衝撃的だった、宇宙船のようなワンモーションフォルムは今見ても個性的で、薄型のヘッドライトやフローティングルーフなど、現在に通じるモチーフも。インテリアも未来的です。
走行性能

3

ハイブリッドは当時のプリウスと基本的に同様のシステムに、後輪駆動用モーターを追加したAWDとなっていますが、発進加速の鈍さや時折感じる重さが気になるところ。挙動は穏やかで、山道のようなところは苦手です。
乗り心地

3

よく言えばソフト、悪く言えばフニャフニャで、ボディ剛性も甘めなので直線が続くところでは快適ですが、カーブが続くと後席の同乗者はつかまるところが欲しい場面も。シートのサポート性が薄いのもその要因です。
積載性

5

3列目シート使用時の奥行きは狭いですが、深さがたっぷりあるのでベビーカーの縦積みなど、意外に荷物は入る印象。3列目シートを床下格納すると、2列目シートがロングスライドなので、荷物によってフレキシブルに使えるのが便利です。
燃費

3

当時のカタログ数値はJC08モードで18.0km/Lとなっていますが、実用燃費は8〜12km/L程度がほとんど。ハイブリッドだからと期待したほどには伸びない印象です。ただ市街地でのチョイ乗りでも悪化しにくいのはいいところ。
価格

4

新車当時は400万円オーバーの高級ミニバンだったので、現在の中古車市場でも後期モデルの2018〜2019年式は300万円台の高値がついています。ただマイナーチェンジ後の2016年式だと200万円台前半で狙い目です。
まるも 亜希子
まるも 亜希子
自動車ジャーナリスト
映画声優、自動車雑誌編集者を経て独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員。YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」、「おっさん on boad」にも出演中。
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