なぜトヨタ、レクサスでは2,850mmのホイールベースがよく採用されるのでしょうか？ ランドクルーザー(100、200、300) クラウン(180、200、210、クロスオーバー)

Question

ノア(80、90)
ヴォクシー(80、90)
ハイランダー(70)
マークX(120、130)
エスクァイア
RX(5代目10)
GS(190、10)
GS F

Answer 1

されが最適と判断されているからでしょう。もちろん，プラットフォームが同じ事も影響されているでしょうが。

ホイールべースが長ければそれだけ直線走行が安定します。一方で，回転性は落ちます。（もちろん，トレッドも関係しますが。）

日本道路環境を考えた場合，直線だけを考慮する車作りはしずらいです。リンカーンのような超ロングベースは，きわめて使用勝手が悪いです。

また一方で，ロングベースが長いと，室内が広く取れます。日本では車内の広さが求められており，あの小さな軽自動車でさえ，精一杯長いロングベースを確保しています。

その適度な長さが2850mmということなのでしょう。この長さは，ちょっとだけ回転性を犠牲にしている長さだと思われますが。

ちなみに，ノア，ボクシー，エスクワイアは，名前さえ違いますが，中身やサイズは全て同じです。旧クラウン，GS，RXも同じプラットフォームです。ランクルは，太いタイヤで小回りが効かない欠点を補うため，ホイールベースは短めに設定しています。よって，大型SUVにしては使用勝手が良いのです。

BMWは，前輪タイヤをできるだけ前に持って行くことで，フロントミッドシップを可能にしています。その分重量物のエンジンが車の重点に近くなって回転効率を高めています。一方で，室内が思ったほど広く取れていません。メーカーによって，車に対するコンセプトは違ってくると思われますが，トヨタが判断する，適正なホイールベースサイズがその辺だということなのでしょう。