トヨタ クラウンロイヤル 「GRS182 クラウン　ロイヤルサルーン3.0」のユーザーレビュー

GRS182 クラウン　ロイヤルサルーン3.0

2023.9.3

総評

特に高速道路を利用するロングドライブには最適で、非常に乗りやすく、疲れの少ないクルマでした。
また、日本の道路事情に合わせて造ってある為、どこにでも乗って行けるクルマでした。
外観や装備面でも満足のいくものでした。
S180系クラウンはデビューから20年近く経ちますが、いまだに古さを感じないクルマです。（220系まで、大まかなベースは同じだと思いますので）

満足している点

・プラットフォーム一新で生まれ変わった外観。
ロングホイールベース、フロントショートオーバーハングのプロポーションは、当時目新しかったかと思います。
ロイヤルサルーンとしては、かなりスポーティに映り、当時は良いなと思っていました。（どちらかというと、アスリート寄りにデザインされたボディだと感じました）
・3GR-FSEは250馬力を超える出力があり、6ATと組み合わせ、あらゆる速度域で余裕のある走りでありました。
・ステアリング切れ角が大きく、ボディサイズの割に小回りが効きました。
・燃費も1.6tの車重、3ℓ車の割に良く、高速道などで15km/ℓくらいまで伸びることもありました。

不満な点

・これはどうしようもありませんが、V6になったこと。やはりフィーリングは直列6気筒には及ばない、という感は否めませんでした。
・GR系エンジン固有の燃料ポンプノイズ、黒煙などが若干気になりましたかね。
・内装について、茶木目の木目調パネルでしたが、少し色が明る過ぎる感はありました。また、ベージュ内装は汚れが気になりました。
・外観は別として、乗り味はもう少しラグジュアリーであって欲しかったです。（その点はS200系ロイヤルにて改善されたのでは？）

デザイン

4

走行性能

4

3GR-FSEについてはトルクに余裕があり、登坂・追い越しなどストレスはありませんでした。6ATとのマッチングも良かったと思います。
ブレーキも通常使用では充分な性能であったかと思います。（キャリパーは普通の片押しでしたが）
ブレーキダストが割と多いタイプでした。

乗り心地

4

ロイヤルサルーンとして、グレードの性格から想像するよりも、足廻りが硬めと感じました。個人的には、もう少し柔らかいほうが好みでした。S180系ロイヤルはAVSは無いため、走安性と乗り心地の両立は難しい感じでしたが、おそらくどちらかと言えば走安性に振ったようなセッティング？ゴツゴツまではしませんが、ゆったりとしたものではなかったです。
（その割には、ロールはかなり大きく、ロールスピードも速かったです。決してスポーティではなかったです。）

積載性

2

トランクスルー無しのセダンですので、それなりです。
トランクリッドのヒンジが内側に入らないタイプの為、容積分キッチリ積めて、そこはよかったです。

燃費

3

高速道路以外では燃費は期待できません。
市街地だけですと、6〜7km/ℓほどだったと思います。

価格

-

故障経験

基本的に故障知らずでしたが、知人に譲渡する前にO2センサーがダメになり、交換しました。（車齢13年、走行距離10万km付近で）

故障とは違いますが、寒冷地仕様の為、新車バッテリーは確か85D26Lが付いており、7年無交換でした。
良く持ちました、、、。