トヨタ カローラレビン 「なぜ、万人受けをするトヨタがこういう車を...」のユーザーレビュー

なぜ、万人受けをするトヨタがこういう車を...

2003.5.23

総評

なぜ、万人受けをするトヨタがこういう車を出したのか考えたことありますか？
近年、スポーツカーは環境やミニバン・ワンボックスブームともいえる時代の流れに棲む世界が縮小されつつあると思います。車というのは常に進化を続けるもので、安全性や機能性はレースからのフィードバックが基にもなるために、レース参加の人口層を拡大するため、若者にも乗れるスポーツカーを各メーカが出しているのだと思います。
トヨタはスターレットもありますが、他メーカーと同排気量のものとして、コストパフォーマンスの高いカローラをベースにしたレビ・トレが出たのだとも思います。
そんな思いから現在の車に出会えた事をとても感謝しています。
ただ、熟成されすぎて、車体の安定度が凄すぎたりとか制御面が全て自動化されている為に、今の制御レベルではちょっとの間違った動作では壊れたり挙動が乱れたりとかは絶対しません。
誰でもそこそこ走れちゃう車でもあるので、”あ。俺結構速いじゃん”なんて車に乗せられている可能性もあります。
逆にいえば、その乗せられている事に気づかないまま本気を出して車の限界を引き出そうとした時が一番恐ろしく、それによって起こる事故が保険を高くし、同車種のオーナーや後々の維持をしていく上で難しくしていかないように気をつけなければと思います。
何だか総評になってませんが（＾＾；）これからも楽しく続けていく為に、力をあわせて頑張っていきましょう。

満足している点

先代に比べて約７０ｋｇの軽量化に成功し、更に5バルブVVTを更に改良して最大出力５ｐｓアップを果たしたAE111型は今までのチェンジごとに大きく重くなる傾向にあった印象を払拭し、ライトウェイトスポーツクーペとしての本来の姿を取り戻せた感がある。
オーバーREVまでが８千回転まであり、トヨタ車の中ではかなりの高回転型エンジンで、上まで気持ちよく回っていく。
エクステリアも、どこか静かな闘志を感じるものでエッジのきいたボディラインも、シンプルさの中に機能美を感じる。
実際に走ってみると、軽量化と+５ｐｓの威力がハッキリとわかる。
軽量化された車体と熟成が図られたスーパーストラットはタイヤのキャパシティの範囲を大きくし、更に+5ｐｓは輪を掛ける様に加速性能に寄与する。
２０００ｃｃで同じ馬力のセリカに乗っていた事もあるが、それとは運動性能やスタビリティがまるきり違う、中途半端なスポーティカーではなくスポーツカーといっても異論は無い程のできばえだと思うところがいい。
維持もそんなに難しくなく長く手軽に楽しめるスポーツカーとして、とてもいい素材だと思う。

不満な点

クラスが競技車ベースのBZ-Vなだけあって、インテリア面がさすがレース仕様です。
標準でフロントスピーカー2個のみの設定が痛い。自分でスピーカーをつけたり、音響に手を入れる予定の人はVがおすすめです。
　次に、競技ベースなだけにそれなりの使われ方をした車が多いという事ですね。エンジンよりも車体にダメージが浸透している事もあるので、試乗等で程度を良くみて判断してください。車体がいい車はやさしい乗り方もありますが、オーナーがメリハリのある上手な運転をしていたということですから。
　もう一つ。
サイドブレーキの構造がディスクブレーキと1体式なので、実際あまり効いてない・・・
結構強くひいても、ちょっとした勾配でスルスルと動いてあわてて引きなおすこともしばしば。バネ下重量の軽量化に寄与しているかもしれないけれど、これば危ないと思う。
スポーツ走行では、上手く荷重を移動させつつやれば楽に車全体の角度を変えてやる事も可能です。
　最後に。
純正のマフラーでは、VVTの変化による出力変化の出方が異様に思うのは自分だけでしょうか。
２０００回転からグッとアクセルを踏んでいっても加速が弱く、４０００回転付近でいきなりドカンとくる。そのドンつきにも似た加速感は直線では刺激があるかもしれませんが、コントロールする時のアクセル開度に対して期待する加速が得られずに違和感を覚え、次の瞬間にいきなり加速し始めて、まるでドッカンターボみたい。なんて事がありました。もう少し抜けのいいマフラーであればそこそこ下もあって上まで回り、パワーカーブも穏やかになって気持ちのいい加速感になると思います。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験