コアなファンの多い自動車評論家の福野礼一郎氏。以下のクルマについて氏の評価と知恵袋での評価が少し違うように感じます。 みなさんは以下の評価をどのように思いますか。

Question

①マツダ３
「ＦＦの概念を覆す」と操安性を絶賛。
※ゴルフ７登場の時も1.2（後輪トレーリングアーム）の方が1.4（後輪マルチリンク）よりも高評価でした。

②センチュリー
15km／h以下ならＮＶ、乗り心地は絶品。超えると途端に普通のクルマ。内装やシートはSクラス以上だけど走りはせいぜいEクラス。塗装や操安性は新ＬＳ以下。

③ジムニー
全輪３リンクリジットサスの”オンロード”の乗り心地と操安性を絶賛。ジムニーはなにかと神がかっているがジムニーシエラの”オンロード”は普通。

④BMWZ４
BMWの直6はもっさりしていて砂を噛むようなフィーリング。BMWZ4を買うなら直４ターボに限る。

補足

福野氏は「クルマはかくして」の取材でトヨタや日差の技術者と非常に深いつながりを持っていて、近年のトヨタ車とGTーR評は忖度する印象がありましたが、そうでもないですね。

Answer 1

福野礼一郎氏の車評を読む機会はあまりないですし、質問に書かれた言葉尻だけで判断するのは危険だと思いますが、私の目線で解析してみましょうか。

①マツダ3の｢FFの概念を覆す｣は車体やサスペンションの話をしているワケでは無く、暗にG-ベクタリングコントロールに対する評価であって、故にチープなサスペンションであっても構わないとか単にマッチングが良いという話なのでしょう。

②NVってのはNVHの事かな～？
センチュリーはショーファードリブンであって自分は後席に乗る車。
故に後席の乗り心地を重視しているのであって、操安性等運転手の為の性能は安全の為にも一定以上レベルは必要無いとも言える。
低速での扱い易さとNVHいうのはとても重要で、発進加速や停止する際、後席の乗り心地に大きく影響するからね。
塗装に関しては現物を比較したワケでは無いので私は言葉を控えるが、氏も自分の目で判断したと言うよりは他から(例えば塗装業やカーディテーリング業)の話を総合した意見でしょう。こんなのヘタな事言ってたら｢あいつは目が悪い｣とか言われかねない。

③ジムニー
前後3リンクであって全輪ではない。
NVHの消し方(フレームの補強と応力分散、ボディマウンティングの最適化等)といい今は少ないボールナット式ステアリングギアボックスのしっとり感(＋ステアリングダンパーやEPSの高度化)は実に素晴らしい。
シエラの｢普通｣は誉め言葉。
ラダーフレーム(ボディオンフレーム)の前後3リンクでワイドトレッド＆ショートホイールベースのオフロード車が、大したクセも感じさせず普通に走るのはスゴい事なのだ。

④Z4
BMWの直６が｢シルキーシックス｣と称えられたのは昔のハナシだと言う事か。本気で｢砂を噛む｣ようだと感じているなら感性を疑われる。
持て余す馬力より操安性の良い直４のほうが好みだと言うのだろう。



金の出所(パトロン、スポンサー)がメーカーなら、そのメーカーの悪口は書かないというのが大人の判断、処世術、忖度。良くない所は遠回しに。
評論家が横並びな評論をして誰が読んでくれるのか？、クセのある文章で違う表現をして面白おかしく同じ事を言えなければ仕事は来ない。
仲が良いなら文字にはせず直接本人に言っているだろう。

質問者からのお礼コメント

Z4の直6は「砂をかむ」ではなく「砂をつかむ」ようなフィーリング、でした。
間違い失礼しました。

Answer 2

Wikiによると・・・
福野礼一郎
東京都出身。暴走族出身。
30年間で39台車を買ったのは独身だったから可能だったと語る。

とあるけれど、
元有名プロレーサーが多い他の自動車評論家たちと同じことを言ってたら、無名のままだったろうね。

Answer 3

一般ユーザーカー且つ、買いやすいグレードは褒めるんです。
何故なら、ユーザーから非難は浴びたくないし、メーカーもエントリーグレードが街に溢れる事で宣伝になるからです。
排気量や気筒数が何であろうと、見る側は分かりゃしません。

また、公用車のセンチュリーをけなしても非難は浴びないですし、一般ユーザーが買う車じゃないです。

比較的、腹のうちが分かりやすい評論家です。

Answer 4

センチュリーの塗装が新ＬＳ以下とはっきり言ってるようだったら信頼性が低い。