アメリカではトヨタカムリ、中国では日産シルフィが売れています。何故日本だけセダンが売れないのでしょうか？

Question

補足

3ボックス型のセダンは後席の静粛性、追突に強いとメリットがあります。日本人はあまり気にしていないのでしょうか。

Answer 1

まず、後部座席に人を乗せることが少ないです。基本的に購入者は運転手でしょうから、後部座席の居住性とか、安全性を考慮した車選びをしていません。購入予定車を試乗する際にも、営業の方に運転させて、後部座席の乗り心地を確かめている人はほとんど見たことがありません。

また、欧州やアメリカに比べて、鉄道網が発達し、幹線道路の渋滞が多い日本では、長距離旅行では自動車よりも鉄道や飛行機を利用することが多いです。つまり、たくさんの荷物をトランクに積んで移動する機会が少ないため、独立した広いトランクはあまり必要としていません。

そして、致命的なのが広さです。軽自動車が売れているのは、背が高く、中が広い車種ばかり。日本でもミニバンは広さが売り。家の狭い日本では、せめて車ぐらいは広くありたいのですね。でも駐車場も道路も狭いため、結局軽自動車やミニバンが人気となり、必然的に狭いセダンやクーペは人気がなくなります。

他にも、見晴らしがよく運転がしやすいSUVに対して着座位置が低く、乗り降りがしづらいセダンは、運転しづらいと感じる人もいるでしょうし、売れないセダンはメーカーもコストをかけて開発しないため、魅力あるモデルが少ないというのもあるでしょう。

昔、野球と相撲しか娯楽がなかった時代では、誰もがその競技の話をしていました。多種多様な楽しみが増えた現代日本社会では、野球相撲人気が低下したと言われているのと同じように、車種においても多様なモデルが登場しているため、どうしても古さを感じるセダンは、消費者の選択肢として残りにくいというのが現状なのでしょう。

Answer 2

カムリとシルフィーはまた売れてますが、販売台数が減り始めて順位も下がり始めました。

2022年の世界の新車販売シェアは1位がSUVの42%、2位がセダンの20%です。ここ数年はSUVのシェアは毎年3%~4%増えて、他が減ってます。

2018年にはフォードが北米でマスタング以外のセダンから撤退すると発表してます。

セダンが売れなくなったのは日本だけではなく、世界的な傾向です。

Answer 3

間違った情報をお持ちですね。
アメリカの車種別販売台数のトップ3 は全てピックアップ、4位/6位9位/10位 SUV、5位 テスラ Y、8位にやっとカムリです。
中国は BYDとテスラで殆どを占め、その他多数のEVです。シルフィなんて出てきません。

Answer 4

ちょっと、隣の国（州）までって感じの走行が殆どないから。遠乗りしようとすると荷物いっぱいでセダンじゃ載せきれない。
色々な場面でオールマイティで1台しか買えない車両が乗用SUVだったってことでしょう。田舎の下駄代わりなら軽だし。

Answer 5

我々日本人は、自動車の性能なんて全く気にしていません。
トヨタが売れているでしょ？動かぬ証拠です(笑)

Answer 6

海外の事情はわかりませんが、こと日本に限っては「わざわざセダンに乗る理由がないから」っていうのが一番の理由だと思います。

通勤とか買い物に使うなら軽自動車で十分なので、特に「車は1人1台」が基本の地方部では軽自動車が人気。なんならめっちゃ稼いでるのにあえて軽自動車を選ぶ人もいる。そして軽自動車にはセダンは無い。

軽自動車じゃダメっていう人は普通車を買うことになるけど、その場合でも買うのはクロスオーバーSUVかミニバンかコンパクトカーか。

ジェネレーションYとかZ世代と呼ばれる人たちはみんな子供の頃ミニバンに乗って育ってきたから、最初っからセダンという選択肢は無い。ミニバンよりもファミリーカーぽさが薄いクロスオーバーSUVは選択肢に入るが。

SUVやミニバンのような車内空間が広く、着座位置が高めで景色がよく見える車はデートカーとしての需要も大きい。

セダンは他の車種よりも走行性能に優れるとされるが、慢性的に渋滞気味で長距離移動も少ない日本ではほとんどアドバンテージにならない。