トヨタ アリスト 「スピードに魅せられたVIPな走り屋に送る！」のユーザーレビュー

スピードに魅せられたVIPな走り屋に送る！

2022.1.16

総評

脱炭素化でガソリン車が絶滅危惧種になろうとしている昨今おそらくは二度と出る事はないであろう直列6気筒ハイパワースポーツセダン。
電気自動車やハイブリッドカーではまず味わえない純粋なガソリン車独特の直6フィーリングは時代遅れと揶揄されながらも乗った者を快感に導いてくれる最高の車（おんな）！
時代が許してくれるのなら自分が年老いて免許を返納するその日までずっと乗り続けていきたい！

満足している点

・純粋にかっこいい！
・スポーツカー顔負けのポテンシャル！
・コイツを持つこと自体がステータス！

不満な点

・ATしかない
・サイドがペダル式で解除が手で引くタイプ
・ブレーキが甘め（やや強めに踏まないとしっかり効いてくれない）
・グラサン入れがよく開く

デザイン

5

同世代のクラウンやマークII 三兄弟と比べるとずんぐりむっくりな体形ではあるものの保守的な90年代のトヨタ車としてはかなり攻めたデザイン。
楕円形をモチーフにしてるだけあって流線形も多用し、なおかつ上品さも忘れないラグジュアリー&スポーティーをバランスよくハイブリッドさせている。
自然と観る者を惹きつける魅力があるよね！
リアウィングの有無は好みがはっきり別れる点ではあるけど（ウィングレス派の方が多いかな）自分はウィングありの方が好きかな。

走行性能

4

TOYOTAご自慢の直列6気筒ツインターボ！
街中ではセカンダリーまで回す機会は少ないがプライマリータービンだけでも相当エグイ加速を見せてくれ追い越し、追い抜きにストレスが一切かからない。
直線勝負なら同世代のGT-R（32～34）とも互角に張り合える実力を持つ！
ハンドリングもやや重ステ気味ではあるものの素直なコーナーリングでよく曲がる。
ただやはり前期型なだけあってVSC等の電子制御の介入はかなりシビア。

乗り心地

4

四輪ダブルウィッシュボーンということでやや硬めではあるものの居心地が悪いことはなくショックが段差の振動をしっかり吸収してくれるため突き上げ感は全くなくかなり乗り心地は良い。
エンジンもノーマルだとかなり静か（2JZサウンドを楽しみたい人には少し不満な点でもある）で高速での風切り音も最小限に抑えられている。
ただタイヤが太い分ロードノイズはやや大きめ。
ボディも大柄なため車内はセダンとしては結構広くゆったりできる。
シートもかなり質が良く長距離運転でもあまり疲れない。
この辺りはさすが高級車といった所。

積載性

4

意外にもトランクは横幅と奥行きがあり結構広い。
うちの母曰く「カローラツーリングより荷物載せれる」とのこと。

燃費

4

3Lツインターボ車故に燃費は当然の如く悪い部類。
ただ低回転でもトルクのあるエンジンなのでエコドライブを徹底さえすれば街乗りでも８㎞/Lは軽く叩き出せる。（ノーマル限定ではあるが）
高速でもクルコンをうまく活用すれば11㎞/Lは優に超える。
自分の最高記録は下道＝8.5㎞/L
　　　　　　　　高速＝12.1㎞/L

価格

2

自分の車は走行距離32000㎞のフルノーマルワンオーナー車を200万で購入。
コンディションを考えたら妥当な価格ではあるが一番下落していた頃に比べたらかなり相場は上がった。
今年（2022年）に入りこの型式もアメリカの25年ルール対象車になる。
一応海外でもレクサスGSとして販売されていたからGT-Rほどの極端な急騰はないとは思うけどターボ搭載車（V300）は事実上国内専売モデルなんでおそらく今後2～3年は顕著な高騰は続くでしょうね。
買うなら本当に今がチャンスかと。

故障経験

納車整備でタイミングベルト一式（タイベル、Vベル、ウォーターポンプ、テンショナー系）交換

納車直後にラジエターの水漏れが発覚、ラジエター本体、アッパー、ロアホース交換

ボンネットダンパー死亡確認、ARSのタイロッドエンドブーツからのグリス漏れも発覚、交換予定

CDオーディオ再生不可能、こちらもapplecarplay対応のオーディオに交換予定（時期未定）