トヨタプレミオ・アリオンの生産中止を如何思いますか？ 今後カローラに統合されるのかと思うと残念ですか？

Question

Answer 1

免許を取得して45年になるんですけど、その間自動車産業も色々と変遷してきて、その結果と考えます。

免許を取得した当時は、セダンが標準でしたし、今のようなFF車はほとんどありませんでした。
そのせいなのかもしれませんけど、同じフロントグリルを持った、セダン、クーペ、バン（ワゴン）の３つのボディがあり、それぞれに３～５種類くらいのグレードがありました。

セダンとクーペだと、一番安い車はプラスチックの安いハンドルや内装にエンジンはノーマルタイプ。
上級グレードになると木目ハンドルに木目のインパネ。エンジンもツインキャブの強力なもの。
トヨタでは、パブリカ、スターレット、カローラ（スプリンター）、セリカ、カリーナ、コロナ、マークⅡ、クラウンでそれぞれ同じような事をやっていて、それなりに売れていたんです。

税金の問題で、エンジンは上限が2000cc、車幅が1700mm以内の５ナンバー。

どこのメーカーも似たようなことをやってました。
自動車としての完成度は今の車の方がはるかに上ですけど、とにかく色んな車が走っていて賑やかでした。
売れていたのですから、それなりに魅力的だったんでしょうね。


色々と事情はあったんでしょうけど、税制が変わって幅の規制が緩くなり、室内を広くすることが可能になりました。
大昔は、同じ５ナンバーボディでも1700mmのリミットいっぱいの車はクラウンとかセドリックくらいで、車格が下がると5cmくらいづつ小さくなっていました。
車格が分かりやすかったですね。


そんなことを考えると、５ナンバーのセダンというのは、色々と展開するためのベースであるべきだったのですけど、クーペモデルの売れ行きも落ち、ワゴンも専用設計の車が多くなり、ベースとしてのセダンの意味も薄れたんでしょう。
プレミオとアリオンだって、コロナとカリーナの子孫ですからね。名前を変えた時点で売れなくなっていたのかも。
少し前まではミニバンのブームでしたけど、今はSUVブーム。
これからは売れない車がどんどん消えて行くのかも。

ちょっとつまらない感じもしますけど、１台でなんでもできる車がもてはやされるのでしょう。
本当の日本は貧乏だったという事の裏返しじゃないかな。

ただ、環境破壊の事を考えると、この方がいいのかも。
昔のようににぎやかな自動車業界は望めないでしょうね。

それでも複数の車種を用意する場合、どういう差をつけるのか、それも存在価値というところまで考えなければならなくなってくるんじゃないかな。

トヨタが大幅な車種整理を行っていますけど、一つ間違えると大変なことになるかも。

そういう面で、崖っぷちなのはスバルじゃないかな？
インプレッサ、フォレスター、レヴォーグ、レガシィ、この４車種で何が違うのか、存在価値の差があるのか？
極端な話だけど、インプレッサに統合して、インプレッサ（NA＆ターボ）、インプレッサＸＶ（NA＆ターボ）としても間に合うんじゃないかな？
レガシィはこのところ売れていませんし、アメリカではモデルチェンジしたのに日本はそのままですからね。
こういう話がトヨタ辺りでも成立するようになったら、日本の自動車産業はかなりやばい気もします。

質問者からのお礼コメント

ありがとうございました。

Answer 2

現在アリオンに乗っているものです。次の購入もアリオンを考えていたので非常に残念です。カローラに乗ってみましたが後部座席の足回りと頭上範囲が狭いというのが第一印象です。スポーティーさを強調するためがために室内空間を犠牲にしているのがありありと分かります。他にも最近のトヨタ新型車に多く採用されている大型のナビゲーションシステムが邪魔な感じがします。
しかし現在セダンの売れ行きが不調でミニバン・SUVブームが起きているので生産中止は時代の流れでやむを得ん事だと思っています。