一部熟成不足だが総合的に満足
OEM版のマツダフレアカスタムスタイルですが、こちらに投稿します。
前車であるDE3FS型デミオ(13C-V)、また現在
2013.4.30
- 総評
- 一部熟成不足だが総合的に満足
OEM版のマツダフレアカスタムスタイルですが、こちらに投稿します。
前車であるDE3FS型デミオ(13C-V)、また現在も使用中のRJ1型R1(R)との比較メインでのレポです。
平日は家内が通勤で高速主体に日に70㎞程度、休日は近所に買い物程度の使用、購入から4か月で約7,000kmになりました。
高速主体ということもありますが、燃費は車載燃費計の平均値で21.1km/lと驚異的で、ターボでこの数値は、D社、H社よりも確実に優れていると思います。
また、動力性能、NVH性能もR1とは比較にならず、デミオ並み、状況によっては、デミオよりも優れていると感じられます。
ただし、CVT、アイドリングストップ制御の煮詰めの甘さや、スタイリング等、いくつか不満点もあります。
細かな不満点はありますが、総合的には、4点は与えられます。
- 満足している点
- 【室内スペース】
横方向はどうしても狭さを感じますが、室内長、高さは十分で、大人4人乗車でも、全く問題ありません。
【視界】
斜め前方の死角の少なさ等、今まで乗ってきた車の中で最も優れています。
【動力性能】
ターボであり、基本的な出力、トルクに不足はありません。ただし、後述の通り、
CVTとのマッチングの関係で、特定の条件下で違和感が出ます。
【操安性、乗り心地】
背が高いこともあり、購入前は不安でしたが、特に不満はありません。それどころか、適度に固められた足回りは、若干のコツコツ感はあるものの、低速から十分にストロークし、不快な突き上げとは無縁で、さらには重厚ささえ感じられます。足回りに定評のあるデミオよりも優れているほどで、これは正直驚きました。
フワフワした乗り心地を好む人にはいまいちかも知れませんが、固めの足回りを好む人にはバッチリはまると思います。
【静粛性】
副変速機付CVTの効果で、エンジン回転数が低く抑えられ、また、ターボはNAよりも遮音材を奢っている事もあり、軽クラスを超えた静粛性です。最近の他社軽カ―には未試乗ですが、おそらく軽トップクラスと思います。また、デミオと比べても同等かそれ以上と言えます。
【燃費】
冒頭述べた通り、高速主体とは言え、21.1km/lと望外の燃費です。(同一の使用パターンで、デミオは約17km/l)
これを上回る車はプリウス等一部だけだと思います。
- 不満な点
- 【CVT】
副変速機付CVTは、燃費、静粛性に大きく寄与しており、その効果は絶大だと感じますが、よく指摘される通り、減速からの再加速時にアクセルを踏んでも進まない『空走感』が発生します。
条件:ロックアップが解除(約13km/h)された後、すぐに再加速をしたい場合。
現象:アクセルを踏んでもクラッチが滑ったような感じで、思うような加速が得られない。
いろいろ調べると、この問題は副変速機付CVTを搭載した当初から指摘されており、原因は、副変速機のHi/Loの切り替わりのレスポンスの悪さのようです。
メーカー側もこの現象は十分に分かっているはずで、それでも対策してこないということは、機構上避けられないもの、もしくは避けるにはかなりのコストがかかってしまうという事だと諦めています。
単純にアクセルを踏み足せばよいだけなのですが、どうしてもエンジン回転が上がるので、
普段のエンジン回転数と比べて違和感は消せません。
MT車好きで、右足と車のレスポンスを重視する人には、購入前の試乗で確かめる事をお勧めします。
【アイドリングストップ】
これもよく指摘されますが、アイドリングストップの制御が過敏で、極低速走行時(13km以下)にエンジン停止した場合、完全停止時にブレーキ踏力を緩めると確実にエンジンが再始動してしまいます。エンジン停止をキープするにはブレーキ踏力を維持したままにせざるをえず、カックンブレーキを避けられません。これなら、完全停止後のみに作動する制御の方が好ましいと思います。
しかし、最近この現象を回避する運転方法を発見しました。
どうやらCVTをNレンジにしておくと走行中にエンジン停止しないようで、カックンブレーキを避けて停車した後、ブレーキを踏み足してエンジン停止させることが出来ます。(100%の確率ではありませんが、気になる方はお試しください)
【スタイリング】
ウェッジ感を強調した前モデルの方が確実にスタイリッシュです。
現行車もフロントビューはまずまずですが、サイドビューはのっぺりというか、躍動感がなく、
残念なスタイルです。
と、いくつか不満点はありますが、燃費、操安性・乗り心地、静粛性等には非の打ちどころがなく、100点満点であれば90点は付けられます。
不満点も慣れればなんとかなりますので、広くお勧めできます。
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