5000Km走行後の感想
極めて高水準の車だと感じました。
当方、スズキスイフト(H19年式4WD AT)とアウディA5スポーツバックを所有しておりま
2011.8.15
- 総評
- 5000Km走行後の感想
極めて高水準の車だと感じました。
当方、スズキスイフト(H19年式4WD AT)とアウディA5スポーツバックを所有しておりますが、
コストパフォーマンス及び、日常生活を考えた上での自動車というと、そのどちらをも完全に
上回るほどの利用価値のあるものと感じました。
CVTは慣れるまで若干出足の鈍さを感じますが、アクセルペダルの踏み込み方を体で覚えて
しまうと、AT車のように扱うことが可能になります。また、大人4名乗車でもターボのおかげで
坂道も楽に登ります。ただ、エンジン音に関してはやはり軽自動車。どんなにがんばっても
普通車のようにはならず、坂道では少し軽自動車らしさが出てしまいますが、それ以外では
軽自動車に乗っていることを忘れさせてしまうほどの静粛性、動力性能を発揮します。
ターボ車は少々価格が高くなっていると感じてしまいがちですが、実際乗ってみるとその
価格設定にも納得するはずです。
また、室内空間の広さについてはご存知の通り。後席では大人でもラクラク足を投げ出して
座れるほどのリラックススペースとなります。しかしターボ車は15インチタイヤが標準装備
となるので、マンホール等の段差を越えたときには少々突き上げが強くなり、前席よりも
後席のほうが突き上げ感は少し強めです。
一般的な道路であればアッという間に時速70キロ程に達していることも多いのですが、これは
低速のときからターボがかかり、非常にスムーズに、そして静かにスピードが上がっていく
ためと思われます。
近年のコンパクトカーは価格を下げるために質感を下げたりしている車種も多いようですが、
軽自動車は逆にコンパクトカーを凌ぐほどの質感。これはもう小さな高級車です。
軽自動車に乗っているからといって肩身の狭い思いはしないで下さい。日本国内においては
こういった車こそが最も適している車のひとつだと実感できますよ。
- 満足している点
- わかりやすくリスト化していきます。
・エクステリアがシャープな印象(特にフロントグリル周辺)なので高級感がある。
・静粛性が高いため、エンジン音が響きにくく室内は軽自動車としてはとても静か。
・座面が高めなのでアイポイントも高く、見晴らしが良い(開放感がある)。
・低速から効くターボのおかげで動力性能は軽自動車ということを忘れてしまうくらい
力強く、高速巡航時(時速100~)でもまだエンジンに余裕があるのが分かる。
・パドルシフトのおかげで下り坂では手早くギアを落とすことが可能なので便利。
また、マニュアルモードでスポーティーな走りも楽しめる。
・インテリアがブラックとシルバーで統一されており、とても上質な空間となっている。
・ECOランプの採用により、アクセルペダルの無駄な踏み込みが減る。
・ターボ車の4WDでも5600Km走行の現状で平均燃費は16.4Kmと比較的良好。
・ディスチャージヘッドランプのおかげでライトが明るく、夜間の走行も安心感がある。
・とても広い室内空間(特に後席)。一般的なセダン以上の膝前・頭上空間がある。
・軽自動車なので街中での取り回しがとても楽。(特に駐車場)
他にもありますが、目立つところでは私的見解でこんなところかと思います。
- 不満な点
- あまりありませんが、良いモノほど何か欠点を探したくなってしまうのが人間・・・(笑)
いくつか気になった点を書きます。
中には重箱の隅を突いてみた結果の短所もあります。
・15インチタイヤの採用により、段差を越えたときの突き上げ感が少し強め(ターボ車)。
・チルトステアリング(ハンドルの上下位置調整)は付いているのでいいけれど、やはり
テレスコピック(ハンドルの前後位置調整)も付けて欲しかった。
・人によっては加速時と停車時に聞こえるCVT独特の「ヒュ~ン」という音が耳障りに聞こえる
かもしれません。実際に試乗して確認することをオススメします。
・一見収納が多そうで、ちゃんと使える場所が意外と少ないこと。
・ウィンカーの「ピッポッ、ピッポッ」というオモチャのような電子音。
・背の高い方だと運転席に座ってドラポジを決めたときに左足のヒザがセンターパネル付近に
接触してしまうこと。(身長173cmの私は結構接触します)
私が気になったところはこんな感じですが、購入を考えておられる方であれば、実際に試乗
して確認してみることをオススメします。
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