スズキ アルトワークス 「2ペダルMT」のユーザーレビュー

2ペダルMT

2021.2.6

総評

要するに「とんでもなく軽いエコカーが完成しちゃったんだけど、これにターボ積んだらどうなるかな？」「とりあえずスズキクオリティで売り出すから、あとは好きにいじりなさい」ってことです。1割しか存在しないというウワサの全自動MT・AGS(オートギヤシフト)搭載車の所有5年目時点(＝1型)でのレビューです。軽いは正義(※例外あり)、加速力は罪に問われない(※例外あり)。目指せ66馬力・660kg・660cc！

満足している点

軽自動車にあるまじき加速力と瞬発力。簡単な構造なのでDIYしやすい。「ワークス」「レカロ」「ターボ」がこの1台に。

不満な点

タイヤハウスの空間、小さいルーフスポイラー、穴のないボンネット。ただしこれらはアフターパーツで解決可。

デザイン

4

好き嫌いがハッキリ分かれる。さらに角度によって良くなったり悪くなったりする。アウディの人と同じという都市伝説がある。

走行性能

4

可変ギアレシオステアリングなので、ここが気になってしまうような人だと、どうしようもない。自動変速モードのDレンジだと100年前のオートマか？ってくらいドンブラコするが、低速時には気にならない。それでも下手くそな自分より速いシフトチェンジだから悔しいです。外から走行音を聴いてる人からしたら完全にMTと同じなのでハッタリをかませる。ATベースのMTではなくMTベースのATなので坂道発進のときはサイドブレーキを使う。パドルシフト付き。これもうF1やフェラーリとほぼ同じトランスミッションですね。合流も難なくクリアでき、まるで最初から本線を走ってたかのごとく流れに乗ることができる。80km/hあたりから回転数がキツくなってくるため高速走行には不向き。レーダーブレーキサポートやアイドリングストップ搭載。

乗り心地

2

アルトターボRSの倍近い硬さのショックを装着。ちゃんと固定しないと車内のあらゆる物が落下します。そしてなくなります。ドライブレコーダーがすぐ衝撃検知をして緊急録画モードに突入する。

積載性

3

後部座席の背もたれは全体が前方のみに倒れるタイプで、軽ボンネットバンとしては普通。後部座席の足元の空間が妙に広いので「おいおいオデッセイか」と思いました。後ろに座る人はレカロの壁があるため前方の景色を楽しめない。

燃費

3

ストップ・アンド・ゴーの多い下道メインで16km/Lあたりを行ったり来たり。有料道路を使えば20km/Lあたりまで伸びました。

価格

5

お買い得だと思います。余った資金で思う存分パーツを買ってください。

故障経験

走行に関わる部位として、これまでにバッテリーを1回、タイヤを全て1回交換しました。