全塗装も純正色オリンポスホワイトでキープオリジナル
スズキの誇る軽自動車の大看板「アルト」が200台以上も集まった2024年5月の「あると祭」には、新旧さまざま、スタイルもイジりかたも多彩なアルトが並びました。その中から、初めての愛車として買ったという1994年式「アルトワークス」を14年にわたり愛用し続けている女性オーナーに話を伺ってみました。
彼女の初めての愛車スズキ「アルトワークス」は父に勧められて…「ヘッドカバーは1週間かけた手磨き、過保護中の過保護です」
14万前に購入して走行距離21万キロ
自身にとって初めてのクルマとして14年前に購入したという1994年式スズキ「アルトワークス」でイベントに参加していた“ジン”さん。当初はなんの前知識もなく、丸目でカワイイ軽ということで選んで乗っていたそうだが、あるとき縁石にオイルパンをぶつけてしまい、ディーラーに行ったが買い替えを勧められたという。
このクルマにまだ乗り続けたいと思っていた“ジン”さんは、会社の同僚のつてで、このイベント「あると祭」を主催している「ガレージいじりや」に駆け込んだことから、このクルマとの本当の意味での長い付き合いが始まったという。
「社長に下まわりも錆びてないし凄く程度がいいからもったいないって言われて、やっぱり自分が乗りたいって思ってた子だったので。で、そこから14年ぐらいずっと一緒にいて、もうすぐ21万kmになります」
キビキビした走りが好き
初期にホイールを替えた頃は知識もなく、ガレージいじりやの社長に相談しつつ迷いに迷ってハヤシレーシングを選択したそうだが、長い付き合いの中でさらに愛着も高まり、7年前にはすべてをドンガラにして機関類のオーバーホールと全塗装のレストアを行うなど、かなり手をかけているようだ。
基本的に室内のテーブルやステアリングカバーなど自身が乗りやすいクルマにするためのカスタムを行っているそうだが、クルマの調子を把握できるようにと追加メーターをプラスしているという。
ところで初めてのクルマに14年もの間乗り続けている“ジン”さんにとって、アルトワークスの魅力とはなんなのだろか。
「もちろん見た目もそうですし、なんだろう、大きいクルマの中を小さいクルマがすっすっと走っていくというか、羊の皮を被った狼みたいにキビキビ走ってくれるので、そういうところが好きですね」
このクルマ以外は考えられない!
レストアした後にこの先20万kmは乗れると、ガレージいじりやの社長にお墨付きをもらったそうで、まだまだこのアルトワークスに乗り続けていくという“ジン”さんだが、今後は何か手を入れるなどの計画はあるのだろうか。
「とにかくこの状態のまんま、何か目立つこともせずにただ普通に一緒に走っていければいいなと思っています。このまんまがいいんです。全塗したときも、もともと白が気に入って買ったので、やっぱり白以外だとなんか途中で自分のクルマじゃないとか思っちゃうような気がして、あえて純正のそのまんま(オリンポスホワイト)にしたんです。純正だとクリアを吹いていないらしいんですけど、洗車した後に綺麗に見える感じのクリアだけは吹いてもらいましたね。もう自分の中では、この子以外は考えられないですね」
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みんなのコメント
比べない 加えない 削らない。
長く時を共に重ねる事ができる存在だと感じたら 自然体で。