スズキ アルトワークス 「現代の(オールド)ボーイズレーサー」のユーザーレビュー

現代の(オールド)ボーイズレーサー

2019.7.3

総評

車両本体価格は、実質150万円を切る価格。軽自動車の維持費でまかなえるホットハッチ。荒れた路面ではジムニー並の乗り心地、高速道路の法定速度で悪くなる燃費。80年代ホットハッチに憧れる人で弱点を飲み込める人はこれを買えば間違いない。

満足している点

軽自動車として実用的なパッケージング。必要十分な、ボディ剛性、動力性能、ブレーキ性能そして個性的スタイリング。見かけはアルトだが、走りは歴代ワークスと比べて出色の出来。レカロシートはそれなりに良いもの。

不満な点

軽量、低価格であるが、それなりの質感の内装、乗り味とチグハグなステアリングギアレシオ（遅すぎる）、手の短い旧日本人体型には遠いステアリング。スポーツ走行時に安定方向に寄与するにしても、速さに結びついてないであろう電子制御。

デザイン

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走行性能

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↑コース走行後のローター
軽自動車のターボとしては、軽量ボディを生かしてそれなりの速さで走ることができる。中級サーキットも連続アタックしなければ持つブレーキと冷却性能。ただし、ラップタイムや伸びしろは同程度価格の登録車と比較すると勝っているとは思わない。

乗り心地

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峠道を飛ばした時に調律されたような足回り。荒れた路面の街乗りは苦痛かも？この設定でよくぞ登場したと褒めたい。サーキットではこれで良いと思います。逆にレカロシートは、サーキットではあまり体を支えてくれません。

積載性

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アルトそのもの積載性。大人4人で一泊二日の旅行ならなんとか可能でしょう。使用できる範囲がかなり広い乗用車だと思います。家族のお出かけから、サーキットまでノーマルでほぼ対応できます。

燃費

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郊外ばかりだと24.0km/l ぐらい。町中ばかりだと19,0km/l程度。高速道路はメーター読み80km以上だと燃費は悪くなる傾向です。ミッションがショートで燃費よりも加速フィールを優先しているようです。

価格

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故障経験

2200km走行＋サーキット1時間の走行ですのでトラブルはまだありません。