スズキ アルトワークス 「エコカーのスポーティー版」のユーザーレビュー

エコカーのスポーティー版

2016.10.2

総評

低回転向けの小さなタービンと、若干固められた足に対し強度を抑えたボディーにより、スポーティーな演出が施されています。

私の場合、更にギア比を落とす為に小径タイヤを使用しているため、荷物を乗せたり乗客を乗せたりしても、高速で元気良く走ってくれます。
社外製パーツでスピードリミッターをカットすれば、他の車両の邪魔になる事も有りません。

私自身は元々ATRAIでジムカーナをやっていたので、着座位置や姿勢、ペダルの配置などに全く不満がありませんし、かえって馴染みやすかったです。

今となっては、新車で購入できる軽のMTターボ車は絶滅危惧種であり、まして4人乗れて荷物を乗せる事ができるというと、唯一無二の存在と言っても過言では無いでしょう。

普段はファミリーカーとして使用し、たまに気晴らしでサーキット走行を楽しむ事が出来る便利な車両だと思います。

満足している点

クロスレシオ化されたギア比の低い5MTとターボエンジンの組み合わせ。
そして、ショートストロークのシフト。
標準装備のレカロシート。
わずか670kgの車重。
エコタイヤでは無いのにノンターボ車にも勝る低燃費。
社外製パーツが豊富にあるため、目的に応じたチューニングが可能。

不満な点

小さすぎるターボチャージャー。
インタークーラー冷却は、やはりボンネットバルジから行いたい。
純正ノーマル状態でのブースト圧が高すぎる気が。昔は、もっと低過給圧で同じ馬力を出していた気がする。
エンジンが高回転まで回らない。昔の車の感覚で乗ると、レブに当ててしまう。
最低でも水温計は標準装備にして欲しい。
電子制御は必要無いので、代わりにLSDが欲しい。
足回りに合わせて、もう少し強度が欲しい。
ヘッドライトスイッチの順番について、AUTOは一番後にして欲しい!!
リヤマフラーを分割式にして、パドックで簡単に競技用マフラーに交換できるようにして欲しい。

デザイン

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走行性能

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低回転向けの小さなタービンにより、4000rpmまで元気良く回ります。
ギア比はクロスレシオで低めに設定されている為、今時の軽自動車としては元気良く走ってくれます。
ショートストロークのシフトが手元にある為、加減速時に積極的に操作するのが楽ですし、楽しいです。

ターボ車なので、回転が落ちすぎるとダメですが、4000rpm以上はパワー感が変わらない気もします。

乗り心地

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足回りに対し、ボディー/シャシー強度が若干不足しているようで、結果として、乗り心地が硬い印象を受けてしまいます。
しかし、所詮は純正足なので、しっかりロールしますし、社外製パーツで補強したり、ブレーキドラムなどバネ下重量を軽量化すれば、しなやかで落ち着きある乗り心地に変化します。

標準装備のレカロシートのおかげで、乗り心地は良く、身体をしっかりとサポートしてくれます。
社外品でシートカバーも存在しているので、作業着などによる汚れが気になる方でも問題無いと思われます。

純正タイヤは静かな方ですが、エコタイヤやスポーツタイヤではタイヤノイズが室内に盛大に響きます。
反面、エンジン音や排気音は、それほど気になりません。

安定性は良く、タイヤが鳴きにくいです。
車重が軽いので、コーナリングの軽快さが際立っています。

積載性

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リヤシートは、前後しないだけでなく、後方一杯に鎮座している為、荷室は広いとは言えません。
工具箱1個とバックを1個置けば一杯になります。
しかし、後部座席の足元が広いので、不便を感じる事は少ないと思われます。

燃費

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走りかた次第で燃費は大きく変わります。
私の場合、最低でもノンターボのESSEよりは燃費が良いですし、逆に、ノンターボ車では、この車両ほどの低燃費を記録した事がありません。

基本的にはエコカーなので、エコ運転をしても、大して苦痛ではありません。

価格

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故障経験

この車両の定番として、足回りからトランクルーム内へ水が浸入します。
よくあることなので、諦めてディーラーで対策して貰いましょう。
あと、純正フォグランプは割れやすいようです。