スズキ アルトワークス 「アルトワークス試乗」のユーザーレビュー

ふじぃ ふじぃさん

スズキ アルトワークス

グレード:アルトワークス(MT_0.66) 2015年式

乗車形式:試乗

評価

5

走行性能
-
乗り心地
-
燃費
-
デザイン
-
積載性
-
価格
-

アルトワークス試乗

2016.8.10

総評
7日日曜日は、2015年12月24日に発表・発売された、スズキ アルトワークスを試乗してきました。
遅くなりましたが、おさむちゃんからのクリスマスプレゼントを、味わってきました。


今回お邪魔した、スズキ新潟販売 スズキアリーナ村上です。
画像右側に、今回の試乗車が小さく写っているのが、判るでしょうか。

試乗車は、型式はDBA-HA36S-ASWF-A。
駆動方式はFF、変速機は5MT、オーディオレス。
乾燥重量は670kg(最も重い4WD・5AGSで740kg)、燃料タンク容量は27L、最小回転半径は4.6m、タイヤサイズは165/55R15 77V。
外装色はピュアレッド。
標準小売価格は\1,398,000、消費税8%込み\1,509,840、オプション別途料金。エコカー減税対応、\6,900(FFのみ。4WDは対象外)。



新旧スズキ軽スポーツカー並べ~♪ヽ(´ー`)ノ
試乗後は、お決まりのツーショト。奇しくも同じ赤!

これで、近年復権してきた軽スポーツカーを、一通り試乗したことになります。
気に入った点、不満な点、過去ブログ含めて色々挙げましたが、飽くまで実用車が基本であり、競合他車とは異なる存在感があります。
元となったアルト自体が、軽の本分に立ち返った、良い意味で質素な車。
家族で乗れて、日常で使えるスポーツカーです。
満足している点


アルト待望の、「ワークス」モデルの復活。
ワークスとしてはKeiを含めた六代目であり、アルトワークスとしては15年振り。
還ってきた伝説です。


そして何より、5MTの採用が、一番燃え上がります。
キャッチコピーも「いま、マニュアルに乗る。」と、5MT仕様をこそアピールしています。
今や購入される新車の99%が自動変速機であり、MTは絶滅危惧種。

・日本のAT車販売台数比率が99%という現実
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年6月2日)

決して最新科学の粋を集めたものではなく、効率性や合理性や省力化とは対極。
その分燃費も悪くなります。
にも拘わらずMTを用意してくれたことに、最大限の感謝を。


個人的には、鉄製のルーフがあるお蔭で、エアコンが利くのが嬉しいw
(AZ-1&キャラは、どんなにエアコンを最大限に利かせても、灼熱地獄なので…)
不満な点

特に不満というわけではありませんが…。

鳴り物入りで復活したアルトワークスですが、しかしその乗り味は、代々のワークスたちに比べて、随分まろやかになったといいます。
かつてのベビーギャングも、大人になったのですね。

アクセサリーも、ワークス専用品は少なく、基本的には通常アルトやターボRSと共通。
ワークスなら、もっと走りに特化したオプションが相応しそうな気もしますが(大型タービンとか、大型インタークーラーとか、強化クラッチとか、特別プログラムコンピューターとか)、でもそういったものはいずれモンスタースポーツが発売することでしょう。

今年初頭の東京オートサロン2016に参考出品されていた、青いMotoGPカラーを塗装した、アルトワークスGPも、何らかの台数限定でいつか発売して欲しいですね。
デザイン

-

走行性能

-


アルトターボRSとほとんど同じなので、今更書くべきことはありませんが、相変わらずきびきび走ってくれます。

重い車体を馬力に物を言わせて無理矢理振り回すのではなく、量産市販車として可能な範囲で徹底的に軽量化して、その軽さを活かす走りには、爽快感を覚えます。
“柔よく剛を制す”であり、日本的な発想です。
それにより、少しでも気を緩めると、あっという間に制限速度に達します。


話題の5MTは、ストロークが短く、感触もカチカチと小気味良く決まります。
これは通常アルトのFグレードや、同車のVPグレード(商用モデル)のFF仕様に搭載されているものとは異なり、専用設計のクロスレシオトランスミッション。
高速巡航ではなく低中速での加速を重視したセッティングです。

競合他車(二代目コペン、S660)のような6MTでないのは、無暗に多段化すると重量増の一因になるのと、まして普通乗用車ではなく軽自動車のサイズと重さと馬力と排気量だから、5MTで良いのかも知れません。
乗り心地

-


この度のアルトワークスの肝の一つ、レカロ製バケットシート「SR-7F」。

確かに、大きく張り出したサイドサポートが邪魔になり、スムーズな乗り降りはしにくいです。
また現在軽で主流のトールワゴンに比べれば車高も低く、しかし着座位置は高めなので、その分慣れないとルーフに頭をぶつけそうです。
前後上下左右に厚みがかなりあるので、その分着座位置はターボRSに比べて高くなっており、後ろにも大きく張り出して後席の空間を狭めています。
乗り降りの際は、せめてシートを目一杯後ろへ下げてからのほうが良いでしょう。

しかしレカロシートの標準装備はプレミアムスポーツの専売特許であり、気分を高めてくれます。
勿論、ターボRSよりもホールド性は高いです。
国際規格をそのまま持ち込んだためか、基本的な日本人の体形には些か大柄かも知れません。
スポンジも硬めです。


足回りもターボRSと共通ながら微調整されているそうですが、正直違いはよく判りません。
これも、スポーツカーらしい硬さが愉しい。



後席も、通常アルトの上位グレードや、ターボRSと共通。
ターボRSのレッドステッチが、シルバーステッチになった程度。
ヘッドレストこそあるものの、平らなベンチシートであり、しかも一体可倒式なので、事実上の補助席ないし荷物置き場。
無暗な高級感や快適装備なんて必要ありません。軽はこれで良いのです。
積載性

-


通常アルトやターボRSと共通なので、特筆すべき点は特になし。
一般的には狭いほうなのでしょうが、しかし飽くまでアルトのヴァリエイションモデルの一つという位置付けであり、故に競合他車よりも積載性で勝ります。


内装も、前席のカップホルダーが一つ潰されて5MTの場所になっており、その分狭くなっています。
代わりに、CVTや5AGSのあったインストゥルメントパネルが、小物入れになっています。

収納スペースこそ増えたものの、正直無理矢理感が強いです。
デザイン的な纏まりは、5AGS仕様のほうが上ですね。
燃費

-


試乗中の平均燃費は約15km/L。
もう少し頑張っても良さそうですが、しかしこれはエコカーではなくスポーツカーだから、むしろ良好でしょう。

ターボRSと共通の三眼式ホワイトメーター。
この右端がデジタルメーターとなっており、燃料計や現在の燃費、各種警告灯を表示します。
ここにも、ワークス専用装備として、「WORKS」のバッジを装備。
価格

-

故障経験

試乗につき皆無。

エンジンは、ターボRSと共通の、R06Aターボエンジン。
専用装備としてストラットタワーバーがあります。
基本的には馬力よりも燃費に振った特性であり、振動や騒音も静かです。そのせいで、どんどん加速していることに気付かないほど。

フロントフェンダーとの隙間に見える白いものは、発泡スチロール。
吸音材と断熱材を兼ねており、また軽量化とコストダウンに一役買っています。
普通ならもっと高級そうな素材にするか、それと分からない処理にするのでしょうが、このあからさまなところが逆に潔い。
軽はこれで良いのです。


フロントバンパーアッパーガーニッシュとボンネットの隙間には、蛇腹状の角型吸気パイプが見えます。
代々のワークスたちのように、この吸気口を強調するボンネットエアスクープがあっても良かったかも知れませんね。
(対歩行者衝突安全基準のせいで、難しいのでしょうが)

また、コストダウンのため、ボンネット裏やエンジンルーム内部が塗装されておらず、サーフェイサー剥き出しです。
すぐに錆びつきそうで心配であり、ここはマイナスポイント。

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