スズキ アルトワークス 「約半年、3,000km 乗って」のユーザーレビュー

日野酉 碧人 日野酉 碧人さん

スズキ アルトワークス

グレード:アルトワークス(MT_0.66) 2015年式

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
-
乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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約半年、3,000km 乗って

2016.6.14

総評
新型アルトワークスの魅力は、1に加速、2にシフトフィール、3、4がなくて5は価格です。自分の車の志向にマッチすれば、これほど楽しくて相対的に安価に新車で手に入る車はありませんが、高速道路の走行時など、シチュエーションによっては割り切りが必要になります。

オーナーとしては自信を持っておすすめできます(☆4)が、いちおし(☆5)を付けるにはあと一歩といった感じです。
満足している点
加速感、軽快なシフトフィール、エコランすれば予想外の低燃費性能。
平日はほぼ毎日通勤で使っていますが、素のアルトを含め意外と街中で同じ車に出会いません。
アルトターボRSと比べれば控えめのエクステリアですが、それでもめっきのメガネガーニッシュは良い意味で目立ちます。歩行者、すれ違うドライバーを含め、割と視線を感じます。
不満な点
以下はすべて、この車の魅力の前では些細なことと個人的には思いますが、人によっては気になるかもと考え、思い付くだけ挙げてみます。

・内装が安い ⇒ 「安っぽい」ではなくて「安い」です。特にドアの内張りは否応でも軽自動車であることを認識させられます。

・速度メーター横の情報量 ⇒ 「WORKS」のロゴ文字はいらないので、走行距離+平均燃費など2種類の情報が表示できるようにして欲しい。

・フットレストがない ⇒ これは一定速度でずっと走っている時は特に気になります。左足の置き場に困ります。また体全体で踏ん張らなければならないスポーツ走行時は特にネガティブなポイントになります。

・ギヤ比 ⇒ 欲を言えば今のギヤにプラスして巡行用のギヤが欲しいですが、6速MTは車格を考えると贅沢なので、1速から4速までをクロス、5速を巡行ギヤにするのが落としどころと感じます。

・リバースギヤ ⇒ バックしようとギヤを入れる時、たまに「グヮシッ」と精神衛生上よろしくない音が聞こえることがあります。これ新車だよね・・?

・シフトワーク ⇒ ずぼらシフトをあまり受け付けてくれません。減速時、5速MTのロードスターだと4速から3速を飛ばして2速に落とすことが多かったのですが、ギヤがクロスしているアルトワークスでは4⇒3⇒2速ときちんと順に落としています。また、極低速のノロノロ運転からの加速も、2速スタートではなく1速スタートで運転しています。

・着座位置 ⇒ 特に本格的なスポーツ走行を視野に入れている場合は高すぎると思います。30~40mmは落としたい感じ。ただ、街乗りで大人しく走る分にはこのヒップポイントの高さはさほど気になりません。

・ドリンクホルダー ⇒ エアコンの吹き出し口前にぜひ欲しかったですが、これは我慢するか自分で増設するしかないですね。
デザイン

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走行性能

-

普段乗りして分かったことを書きます。

・パワー感と取り回しの良さは、試乗時に書いた感想と同じく不満はありません。ただ、車が軽いので高速走行時は路面からの入力が重い車よりも相対的に大きく感じます。ベタ踏みで加速する場合、路面の状況が悪いと障害物を踏むたびにすっ飛ぶような恐怖感を覚えることがあります。

・ハンドルの応答性ですが、普段使いで乗ってみるとスポーツ走行向けの車としては比較的落ち着いていることが分かって来ました。サーキットで走らせる場合は、もう少しクイックなステアリングが良いかもしれませんが、街乗りも考慮すればこれくらいが丁度いいですね。

・シフトワークは、アルトワークスのファントゥドライブの多くの部分を占める重要な要素です。ギヤがクロスしているので頻繁にギヤチェンジすることになりますが、ショートストロークでスコスコ入るので、全く苦になりません。逆にこれがダルいと思えるならこの車を買わない方が良いでしょう。
乗り心地

-

納車したての頃よりは若干カドが取れて丸くなった感じがしますが、相変わらず硬いのは確かです。

スポーツ走行向けという車の性格を考えれば、「硬い」という感想はネガティブではなくむしろポジティブな意味で言っています。頻繁なシフト操作と同じく、この硬さが完全に受け入れられないのならこの車を含めスポーツカーのオーナーになるのは向いていません。

乗り心地の良さは、同乗者への「おもてなし」の性能として考えています。運転者中心のアルトワークスでは、このおもてなしの心は必要最小限であることは頭に留めておく必要があると思います。

静粛性、はっきり言えば軽自動車なりの静粛性ですが、街乗りで2,000回転くらいで収めていれば特に不満を感じません。高速道路を走る際は回転数が4,000回転を超え、かなりやかましいです。高速道路を走ることが多い場合は忍耐が必要になると思います。
積載性

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セダン型の軽自動車なりのモノが積めます。後部座席が6:4で分割して倒せない点は不満な点ですが、素のアルトの仕様を踏襲しているので割り切る部分です。
燃費

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所有して最も嬉しい誤算が燃費です。街乗りで積極的にターボを効かせても16km/L、逆にターボを極力効かせず2,000回転以下を維持してエコランを心がければ、20km/L弱になりました。

一点注意すべき点があり、高速走行は思ったより燃費が伸びません。これはギヤ比の関係でエンジン回転数が高くなってしまうためです。高速道路を走ることが多い場合、この燃費性能に関しても割り切りが必要になります。
価格

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故障経験
もうすぐ半年になりますが、故障は経験していません。日本車なのでこの点は安心していいと思います。

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