スズキ アルトワークス 「丸一日乗ってみてのレビュー」のユーザーレビュー

丸一日乗ってみてのレビュー

2016.6.7

総評

流石に万人向けとは言えないものの、新社会人や、子持ちでも走る気持ちを忘れてない親父さん等の期待に応えてくれる車だと思います。

ただ、やはり先に世に出たS660やコペン等に対して、訴求性のある売り文句がもう少し強力だったらいいと思うんですが。それがやはり自主規制破り、かと。ワークスの名前だけあって、色々な頑張りをされてますし、それをはっきり感じることが出来てます。専用のフレームをもったS660や、まるっとオープンになるコペンに対して、ベースになる車両をなんとかして頑張っていく泥臭さ。でも、ミッションを新規に設計したり、足まわりも価格を抑えつつ頑張ってるし、バケットも入ったけど、価格は抑えた。スズキの中の人たちの、ある種の苦労が見える。そのあたりも考慮すると、星5つ。

満足している点

・キビキビとした身のこなし。それを可能にした足回り
・3000rpm以降の加速
・ワザとらしくも、はっきりと聞こえるブローオフバルブ（？）の音
・いざとなれば人も乗せられる、5ドア
・純正ホイール見た目良し

不満な点

・アイドリングくらいの回転数まで落ちた後、アクセルに対しての応答性が悪くなること
・バケット入れたはいいものの、アイポイント高し
・ABCペダル、もうちょっとだけ狭めても良いのでは（特にAとB）
（ヒール&トーするとき、ヒール&トーといいつつ、つま先の親指の付け根と小指の付け根あたりでやる人なので、本当のヒール&トーはやるぞ！って体制を整えるところから始まってしまってちょっと大変と思ってしまうのです）

デザイン

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走行性能

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★★★★★★★★★☆

過給域の加速は軽らしからぬ伸びで、面白い。
ただ、バンドを外してしまったときはもたつきを感じるものの、バンドを外さない走行をする、そういう車として認識して付き合う必要があると思います。

足回りは硬めに設定されてて、段差等しっかりと拾ってくるものの、コーナーでの身のこなしが優秀で、頭にエンジン積んでると思えない回頭性。

もちろん、4WDなので、FFと同じように、ズバッと進入⇒ブレーキ⇒コーナリング⇒踏めるタイミングで踏み出す、といったお約束を守る必要。その際にフロントが逃げたところで、アクセルを踏めば（アンダー方向に）安定してくれるため、安心して振り回せる。

で、ちょっと気になったのはブレーキ。色々と試したんですが、ブレーキがちょっと弱いかなぁ。ま、そのあたりはアフターマーケットもありますし。

評価で星ひとつ下げたのは、馬力の規制枠を越えてこなかったところがほとんど。
普通車も枠なくしたのだし、枠の基準になった会社が枠を破る、もうそろそろいいんじゃないかと思いますが。

乗り心地

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★★★★★★★☆☆☆

走行性能で書いたように硬い。
まあ、このあたりは割り切りも必要で、ワークスとつけたからにはスポーツ走行するっしょ？あんまり人載せたりはしないでしょ？って言われている気がしないでもない。
欧州車の足回りの「硬いけど、段差はいなす」的な猫足感は少ない。

積載性

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★★★★★★★☆☆☆

ボディの側面を見ると、ほぼドア、といっても良いくらい荷物積めるのかなコレ、感が漂う感じなんですが、割と後部座席の裏に積めます。といっても、見た目以上に、という意味ではありますが。緊急避難的に後部座席に人が乗るとき以外は、ほぼ後部座席が荷物の指定席になりますし、そのスペースも割と広いので、このくらいの評価になりました

燃費

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★★★★★★★★★★

これはもう、良いとしか言いようがない。
納車後の帰り道で通ったのが

渋峠・万座ハイウェー・沼田市街地・金精峠・第一いろは坂・霧降高原・日塩もみじライン・市街地と、まあなんというかほとんど山がちなところを「遊んで」いたんですが、遊んでも9km/Lくらいで、通算で行くと15km/L平均ということで、燃費は走る車としてみれば良いです。ターボ効かせない走りに徹すればカタログ値に近い値をたたき出せると思います（超えるかな？）。


峠をもりもり遊んで、この距離を満タンで走れてます。

価格

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故障経験

なし！
特に何が壊れる、ってのはまだわかりませんなぁ