スズキ アルト 「※ディーラー代車・１人乗車の試乗感想です...」のユーザーレビュー

※ディーラー代車・１人乗車の試乗感想です...

2005.12.7

総評

※ディーラー代車・１人乗車の試乗感想です。燃費は未計測です。

スズキとの長い付き合いがあって今まで新旧何台かのスズキ車を運転する機会があったのだが、今のスズキ車は車種、クラスによって目的を明確に分けようとしているのが何となく解った。
運転快適性で言えば最新モデルでアルト→ワゴンＲ→スイフトの順にレベルが上がっており、その一方で外内装の雰囲気は共通部品が割と多いのにも関わらず、３車３様で結構印象が異なっている。似たような大きさの車の中でキャラクターを使い分けるのは難しいと思うけれど、数年前に比べると各車の違い・目的がより解りやすくなっていた。

アルトは安く経済的に、取り回しが良い事に最も重点を置いているなと思った。だから装備、質感はほどほどにしかなっていないし、例えばカーステレオの音質も良くはない。

だからこそアルトはもっとベーシックに徹してもいいかなと思う。最新のアルトは外観や内装のデザインに少し凝っているけれども「ベーシックカー」としての意味合いはあまり無くファッション性のものだと思う。でも結果が経済車だからこれが中途半端に見える。
走行機能はこのままに、バンなどはもっと簡素シンプルにして以前のアルトのように更に安く出来れば経済車としてもっと魅力度が上がると思う。

モーターショウでダイハツから登場予定のエッセを見てきたが、あちらの簡素さは昭和時代の懐かしさを感じさせるもので、それ自体がアピールポイントのようにも思えた。だがアルトの場合営業用にも多く使われるので、簡素が単なる部品削りやファッション目的の為ではなく、厳選した必要機能には全力を尽くしたとの目的が感じ取れる仕上げになって欲しいなと思った。

満足している点

先代（５代目）アルトに比べて走行機能が自然になり運転しやすくなった。
５代目との最も大きな違いは３ＡＴの動作で、坂道やアクセル踏み込み時にはすぐにキックダウンが働き、坂道の多い市街地でもストレス無く加速する事が出来た。

５代目（Lbスペシャル）の３ＡＴは道や状況がどんなであっても20km/hで２速に、30km/hで３速にかなりの確率で変速してしまうので２速レンジに固定する必要があったのだが、このＡＴの動きだけでも運転快適性はかなり変わるものだと思った。

３代目の660cc（スライドスリムがあった世代）のＦ６Ａ・５２ps・３ＡＴはＮＡの軽としては実に強力だったが、その頃のパワフルさに戻った気がした。

エンジンブレーキ、フットブレーキ共に必要十分によく効く。以前のスズキ車はフットブレーキの効きがあまり良くなかった。

車内が広くベージュの内装色のおかげで２ＢＯＸ車にしては開放感が高く感じる。この点も５代目では不要に狭苦しかったので嬉しい改善点だと思う。色々な体格の方が狭く感じる事無く座れると思う。

ドアミラーの面積が大きくなり、左右後方が見やすくなった。

小回りは相変わらずよく利く。チョイ乗りが多い軽のベーシック車としてこれはとても重要だと思う。

不満な点

急発進しやすい。アクセルが敏感な気がする。５代目は逆に力が無くてふわりと緩やかな加速をするが、こちらとも味付けが変わり過ぎている。これらの中間位がいいなと思う。例えばアルトを乗り継ぐ、特に運転が得意ではない方にとっては初め戸惑う可能性が高いのではないか。
なので曲がり角でハンドルを切りながら発進する際は特に気を付ける必要がある。

エアコンスイッチを入れたままでエンジンを再始動するとかかり難い事がある。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験