スズキ アルト 「20km/L 走るスポーツカー」のユーザーレビュー

20km/L 走るスポーツカー

2021.12.22

総評

MTのアルトはチューニング次第で、ノーマルのスポーツカーをしのぐ車に変身できる。
さすがに軽自動車ＮAなので、100km/hを超える高速では全く駄目だが、ワインディング、峠など中低速コーナーではスポーツカーもこいつにツイてくるのは至難。欧州車を含めてコンパクトカーや重量車では全くついてこれない。
以前いろは坂で、メチャ速いエッセに出会った(いろは坂を200回以上走っているが、ロードスター、86、インテR、Ｓ2000などと比べても、出会った中で特に下りは最速)。そいつに少しは近づけた気がした。
むろん公道なので、危険行為は厳禁だが、後ろから煽ってくる車から逃げて見えなくするのは難しいことではない。

満足している点

「結構速いぞ」以来、2回目の投稿です。
ワインディング、峠を走るためのチューニングが完了。
１）3㎝程ローダウン
ノーマル車の車高がかなり高いので、見た目ローダウンしたように見えないが、コーナリング性能は格段にアップ。地元の峠の上りでロードスター(NB?)と互角。コーナリングだけならアルトが速い。下りなら圧勝。頂上で入れ替わり、少し遅れてスタートしたが、すぐに追いついてしまった。車重が300㎏くらい違うので当然か。
２）ブレーキパッド交換
フェードに強いスポーツ系パッドと交換(サーキット用ではない)。純正と比べてコントロール性が激変。カックンブレーキが、踏んだ分だけ効く扱いやすいブレーキに変わった。予想以上の効果で大満足。
３）軽量ホイール＋タイヤ交換
タイヤ幅145㎜から155㎜(155/65R14)に変更。ホイールは前車から引き継いだSSRtypeC(3.2kg)、タイヤはエコタイヤ。1本の重量約8.6kgでこれまでの最軽量(発進、登坂に効果あり)。トレッド、タイヤ幅も広くなりコーナリング、ブレーキングにも効果あり。
４）その他
アーシング、オイルにテフロン・ボロン系の添加剤、エアクリーナーをスポーツ系(ブリッツ、モンスターの2種)に交換、アルミテープチューニング(トヨタ推奨)…ノーマルはうるさくて高回転を回す気がしなかったが、レブリミットまで快音を響かせよく回るエンジンに変身。超気持ちいい！
スピードメーターをタコメーター付きに交換、シフトノブを球形(RAZO)に交換、スポーツペダル取り付け etc.
ドライビングが楽しくていつまでも走っていたい。

不満な点

気に入らないところは改善したので、特に不満はない。

デザイン

5

超可愛い！　子犬のようだ。

走行性能

5

MTは１速、2速がローギアードのため、発進加速はかなり速い。あちこちチューニングしたのでシフトチェンジをうまくやれば80km/hくらいまでなら、2000ccクラスの車もついてこれない。

乗り心地

4

ノーマルの乗り心地は悪くない。
ローダウンして乗り心地が固くなったせいで、妻には不評。私には最高！
エンジンオイルは10w-40+添加剤、ミッションオイルは75w-85+添加剤に変更。低中回転は静謐、高回転はうるささがなくなり快音を響かせている。

積載性

4

普通車と比べて狭いが、ほぼ一人で乗るし、必要なものは詰めるので問題ない。
妻と二人のドライブ旅行でも、後部座席が空いているので、必要なものを積んでいける。

燃費

5

ワインディング、山岳路が好きなので、高回転を多用する。そこでエンジンオイル(0w-20指定)を10w-40に変更したが燃費が特に悪くなったという感じはない。寒くなってきたが、21km/L以上をキープ。カタログ値22.6km/Lから見ても90％以上を確保しているので悪くはない。
スポーツ走行で21km/L前後。
これまでの最低は20.7km/L。
通常走行で23km/L前後。
エコ走行で25km/L前後。
エアコン不使用、車載燃費計の数値。

価格

5

故障経験

無し