スズキ アルト 「値段相応な造り・・・」のユーザーレビュー

M_E_D M_E_Dさん

スズキ アルト

グレード:X(CVT_0.66) 2018年式

乗車形式:マイカー

評価

3

走行性能
3
乗り心地
3
燃費
5
デザイン
4
積載性
1
価格
4

値段相応な造り・・・

2021.6.17

総評
安い車の割に頑張っているとはいえ、やはり乗用車として居住性や快適性を求める車ではないでしょう。

安さを求めるなら割り切ったアルトバンやFグレード、
趣味の車としてスポーツ走行を求めるならターボRSやアルトワークスを選べば後悔は無いと思いますが、
それ以外のグレードは「安いわけでもない」「早いわけでもない」「快適というわけでもない」中途半端な車という印象です。
満足している点
・最大のウリである燃費性能
・悪くない走行性能
・日本車離れしたデザイン
不満な点
残念ながら、良い点より悪い点のほうが圧倒的に多いです。
かなりネガティブな評価になりますが、すべて実際に乗って感じたことです。
--------------
・極低速でのCVTのギクシャク感
信号などで止まるか止まらないかの瞬間に謎の
"勝手に急発進するような挙動" があり、必ずカックンブレーキになります。
安全性に関わる欠陥だと思うレベルで出来が悪いです。よくこれでリコール対象にならないな?

・邪魔者でしかないアイドリングストップ
何度オフにしてもエンジン始動のたび強制的にオンに戻されるのも凄いストレスです。
自分はわざわざ社外品の3千いくらもするアイストキャンセラーを噛ませて事なきを得ていますが
そういう知識が無いとずっとこのストレスと向き合い続ける必要があると思うと、長く乗りたいとは思わないでしょう。

・ヘッドレスト一体型のシート
座り心地は悪くないですが、ヘッドレスト一体型なのが最悪です。
フルフラットにならないため足を伸ばして寝ることができないので、車中泊はおろか休憩すら厳しいです。
可動式ヘッドレストを捨ててまで、冬にしか使わないシートヒーターを取る意味があったのでしょうか?

・遠すぎるステアリング、近すぎるペダル
老若男女誰でも運転できる車を目指しすぎているためか運転姿勢も酷いもので、
成人男性の体格ではペダルが近すぎるか、ステアリングが遠すぎるかのどちらかを強いられることになるでしょう。
これを解消するにはエアバッグを捨ててまで社外ステアリング付けて延長するしか方法はありませんが、
そうすると今度はウインカーやワイパーのレバーに指が届かなくなるというジレンマに見舞われます。

・少ない収納
ファミリー向けの車とは比べるまでもないことですが、収納にはかなり困ります。
車検証で半分近く占領されるグローブボックスを除けば、薄っすいドアポケット、
何でも入りそうで絶妙に何も入らないセンターロアポケット、これまた絶妙にドリンク以外を受け付けないドリンクホルダー、
スマホがギリギリ入らないインパネセンタートレーぐらいです。車内に物を置く場合は何かしらの工夫が必要になります。

・皆無な静粛性
低価格車なので鉄板も薄く、静音にまでコストが回らないのは仕方のない事ですが、
タイヤが巻き上げた砂がタイヤハウスに当たった程度のチリチリ音でも車内に響くし、カーステの音は外に丸聞こえです。
アニソンなど聴いていようものなら、信号待ちで前後左右の車と歩行者全員からガン見されること請け合いです。

・チ~プな内装
感性は人それぞれですし、個人的にインパネ周りのデザインはスッキリしてて悪くはないと思いますが、質感の安っぽさは否めません。
安っぽいだけならまだしも、オマケに内張りの建て付けも悪く、走行中は常にどこかからカタカタ・ピシピシ音がしています。
代車で乗った新型ワゴンRですら、走行5000kmのほぼ新車状態にしてもう既にそこら中からカタカタ鳴っていたので、
カタカタ音がするから直してくれなどと言うだけ無駄でしょう。流石のスズキクオリティです。

・気温で変形するダッシュボード
21世紀に作られた車でこんな事が起きるのも信じられない話ですが、
寒い日はダッシュボードが変形してAピラーとの間に1センチ近い隙間ができます。
嫌でも目につく位置でこんなことが起きるのではたまったものではありません。
流石にこれはスズキも欠陥を認めており、対策部品も出ておりクレーム修理でタダで直してくれますが、
自分から申し出ない限りは見てみぬフリをされますし、ディーラーによっては「そういうもんです」で片づけられます。
デザイン

4

賛否両論あるデザインですが(どちらかというと否の方が多い気もしますが)個人的には気に入っています。
フロントはゴチャついてる程エラいという流行に反して、無駄のないシンプルなフロントマスクなど、もはやマッスルカーのようにすら見えてきませんか?w
走行性能

3

NAエンジンかつCVTですが、車重が軽いので加速もよく、小回りもきくため足として使う限りは、走りに不満は無いです。
ですが、低速域でのCVTの不自然なギクシャク感だけはかなりマイナス点。
これさえ無ければという感じですね
乗り心地

3

前に乗っていた車がジムニーだったので、振動の緩やかさ・サスの柔らかさは体感的には高級車にも匹敵すると言えますw
足回り性能という意味では悪くないですが、運転姿勢には難ありです。
静粛性は・・・言うまでもないでしょう。
積載性

1

これは低評価をつけざるを得ません。
ヘッドレスト一体型シートのせいでフルフラットにはなりませんし、
セダンを謳いながらもゴルフバッグが入るサイズではありません。
車体サイズ的に仕方ない事ですが、ハイトワゴンとは比べるまでもありません。
燃費

5

流石にカタログ数値のリッター37キロは現実には不可能ですし、何なら30キロを超えられるかどうかも怪しいですが、
実燃費は街乗りでそれなりにエアコンも使ってリッター20~22km程度をマークしています。
前車ジムニーの2倍走るので、ガソリン代の負担も半分なのは喜ばしい事です。
価格

4

アルトは新車価格が安いので、中古車で買うならかなりお値打ちかと思います。もちろん、売るときは二束三文どころの話ではないですが・・・
グレードが上がってくるとそれなりの価格にはなってきますが、ベースが安い車の上位グレードを買うぐらいなら別の車も視野に入ってくるのが正直なところですね
故障経験

下記のリンクから「みんカラ」に遷移して、違反報告ができます。

「みんカラ」から、違反報告をする

スズキ アルト 新型・現行モデル

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。

ユーザーレビューを投稿する

ユーザーレビューを投稿する

※自動車SNSサイト「みんカラ」に遷移します。
みんカラに登録して投稿すると、carview!にも表示されます。

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示
carview!の最新情報をチェック!
Facebook
carview!公式Facebook
最新のクルマ情報をお届けするcarview!オフィシャルページ(外部サイト)

carview!公式X(旧Twitter)
carview!の中の人がクルマ情報をポストする公式アカウント(外部サイト)

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離