スズキ アルト 「税込847,800円!」のユーザーレビュー

Forest-Shadow Forest-Shadowさん

スズキ アルト

グレード:F(AGS_0.66) 2014年式

乗車形式:レンタカー

評価

3

走行性能
-
乗り心地
-
燃費
-
デザイン
-
積載性
-
価格
-

税込847,800円!

2016.6.1

総評



値段が安い分、いろいろと気になる点や不満も目立ってきますが、豪華な装備が何もないのでスズキの真面目なクルマ作りをいろいろと感じることが出来ました。

永く付き合えるい~いクルマだと思いますよ♪

特にFグレードには3ペダルの5速マニュアルの設定もあるので、アルトワークスとはまた違ったカーライフが楽しめると思います。


でも5AGSは…、結局自分のモノにはできませんでした(^_^;

おそらくクルマに対して造詣が深ければ深い人ほど、思い通りに動かない5AGSに対してイライラしてしまい、馴染むことは難しいと思います。

逆に、幼い頃から豆腐の配達を手伝っていた某中学生や、免許を取って最初に乗るクルマが5AGSという若い子は、知らず知らずのうちに神業のようなシフトチェンジをマスターしているかもしれません( ^-^)
満足している点



満足している点は何より値段でしょう☆

大人4人が乗れてエアコンとCDがついてる乗用車が、消費税8%込みで85万円を切ることがスゴいと思います。

このプライスを考えると、5AGSの感触の悪さは我慢しなきゃいけないかな~…、いや無理だww


他に細かいところで気になった点を挙げますと、


●ヘッドライトが明るかった。
…ハロゲン球なのにとても豊かな光量でした☆

●オーディオの音がいい♬
…フロント2スピーカーなんですが、まるでコアキシャルスピーカーが入っているような表現力でした。
きっといい鋼板を使っているからなんでしょうね~
アルトはオーディオにお金かけたくなるいい素材だと思いますよ(^-^)
不満な点



値段も値段なので仕方ないですが、リヤのガラスはハンドパワーウィンドウです(^-^;
それと、ドアミラーも電気仕掛けは一切ありません。
助手席側のミラーの角度調整はファイト~一発!と手を伸ばして下さい。





運転席と助手席にはパワーウィンドウが
採用されています。

…が!

運転席側の窓を開けるときは、スイッチ長押しで自動に下がりきるまでパワーウィンドウが働きますが、開けた窓を閉めるときはパワーウィンドウのオート機能は働きません。
なので、ずっと右手の指をパワーウィンドウのスイッチにかけておかなければなりません(‥;)

まぁ、これも値段を考えると仕方ない…かな?
それにしても器用なコストダウンをしますよね~
Fグレードより上のグレードは窓を開けるのも締めるのもオート機能がちゃんと働くので、共通の部品を使ったほうがシンプルに安く上がりそうですが…いろいろあるんでしょうね(^^ )


もう一つ、不満に思った点というか、アルトに乗る人に気をつけて欲しい点がありまして、





今流行りのダッシュボードから生えているシフトレバーなんですが、このアルトのシフトレバーは位置・大きさ・角度がとても操作しやすい場所にあるので、その分間違ってニュートラルに入れてしまう可能性もあります。

実際私も走行中、シフトレバーに手が当たってニュートラルになってしまいました。
この時はニュートラルのままハザードを焚いてアルトを安全な場所に停めて、再びDレンジに入れ直して発進しましたが、高速道路などではこうはいかないので注意して下さいね。
デザイン

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走行性能

-

出会って1秒で……ではなくて(^-^;

『好きになるのに1秒もいらない』というキャッチーなセンテンスで話題を集めた新型アルト。

ホントに1秒で好きになるクルマでしたら、全国のスズキの拠点で1分間に60台も売れるドル箱車種となり、
スズキ株式会社も浜風の影響を受けない場所にテストコースを作り直すことができそうですが…





そんな話題のアルトに約10日間も試せる機会を頂いたので、アルトを見て1秒で好きになってしまった人のために、コンマ1秒でも参考になればいいかなと思いますww


今回試すアルトは平成28年3月登録のほぼ新車♩
グレードは全部で5つあるうちの下から2番目のFグレードです。
一番下のグレードの軽貨物車のバンVPに、最低限の乗用車の装備だけ整えたFグレードは、車両重量が620kgと超軽量なのが特徴です。

ちなみに同じ5ナンバーの軽自動車のダイハツ•ウェイクGターボ“レジャーエディション SAII”は、車両重量が1020kgなので、同じ排気量でこのアルトは400kgも軽いとも言えます。


じゃあ、ぶっちゃけ速いのか遅いのかと聞かれますと…、
とりあえず加速は鋭いです。
歴代のNAの軽自動車の中でも6位に入る11.92kg/psのパワーウェイトレシオと、軽貨物車譲りの超ローギヤードな変速機のおかげで、少しのアクセルでモリモリとダッシュしてくれます。


昨年末にアルトワークスに乗ったばかりですが、あのターボの暴力的なパワー感とはまた違って、まるで自転車に乗っているような軽さがありました。


…と、ここでセンテンスを締めたいところですが、どうしてもこのアルトの変速機について語らなくてはなりません(-.-;)





このアルト、5AGSだったんですよね~

バンVPグレードから少し乗用車っぽくしただけのFグレードなので、変速機はバンVPと同じ5AGSのままでした。

Fのさらにひとつ上のグレードからはCVTなので、言い換えると5ナンバーのアルトで5AGSを選べれるのはこのFグレードだけになります。

一年前にアルトターボRSがデビューしたときにディーラーで試乗したので5AGSの特徴は勉強していますが、私のアルトターボRSに対するクルマレビューは、短時間で5AGSに慣れなくて星2つでした。

なので今回!5AGSに対する好き嫌いを克服するチャンスと捉えて、ゴールデンウィークの間ずっと5AGSと格闘して来ました(^^)
そんな私の10日間、約210kmに渡る全力レポートをご覧下さい☆


●坂道発進で下がるのか?

…ドアのステッカーにある通り、坂道発進の時はサイドブレーキを使うように注意書きがされています。

ですが、AT限定免許の方々の大半は坂道発進でサイドブレーキを使いたくないから、オートマチックの車に乗っているはず。

そこでもう一度アルトのカタログをよく見てみると、坂道でも下がらないように、ヒルホールドコントロールがあらかじめ搭載されていることが分かりました。


さっそくその実力を試してみます。


岡山空港周辺の山道に出向き、10%の登り坂でアルトを停止させ~… 坂道発進!

…安心して下さい、下がりませんでした(^_^)v
ヒルホールドコントロールは伊達じゃないってことがよく分かりました!

ただし、自宅に帰ってバックで駐車する際、我が家の駐車場は水捌けを考えて道路の方に若干下がっているのですが、バックでソロソロっと進むときはヒルホールドコントロールが効いていませんでした(^-^;
ブレーキから足を離すと普通に前に転がります(笑)

なのでバック走行の時にはサイドブレーキを併用して下さいね。
(それが出来たらマニュアルにも乗れるww)


●シフトアップ

…結論から述べますと、10日間で約210km乗っても自分のモノには出来ませんでした(x_x)
なんとも…、扱いにくい機械です…

エコドライブな優しい加速を心掛けてゆっくり発進してみますと、
1速~…、アクセル緩めると運転席の前方でカシャンカシャンと音がして2速に繋がり、再び加速~…

変速時にアクセルを緩めると変速ショックを和らげることは出来ますが、これは5AGSの変速タイミングと運転手のアクセル操作がうまくリンクしたときの話で、運転手が主導権を握ってアクセルを緩めさえすれば、5AGSが思い通りにシフトアップしてくれるというモノでもありません。

例えて言えば、アクセルとブレーキは運転手で、シフトアップやシフトダウンは助手席の人が行っている状態とも言えます。
助手席の人と呼吸を合わせればうまくシフトアップが出来ますが、なんせ口を聞いてくれない5AGSなので、アルトを借りていた間に5AGSのコツを掴んだ気がしても、翌日またアルトに乗ると、5AGSとイマイチ噛み合わないって日が続きました(^-^;)

他にも5AGSに馴染めなかった理由として気づいたのが、バンVPと同じローギヤードなギヤ比です。





FグレードとバンVPでは1速から5速まで同じ歯車を使い、ファイナルギヤを変えることで帳尻を合わせています。

ですが、各ギヤの数字はかなり離れているので、1速から3速まではシフトアップする度に首が前に持って行かれ、逆に3速から4速はギヤ比の数字が近いので運転手が気を抜いているうちに不意に勝手にシフトアップされ、これまた首が前に持って行かれます(-ω-;)


さらに5AGSのシフトアップはとてもゆったりと行っているため、アクセルを開けるタイミングを焦ってしまうと、加速が引っかかってしまい首が前のめりになってしまいます(^-^;
自動でシフトアップしている時間の目安としては、ラジオ体操のおじさんが喋る「イ~チ♪」くらいに思って下さい。
乗り心地

-

乗り心地の項目ですが、5AGSの話はまだまだ続きます。





●立体駐車場の登り坂

…たまたまイオンモール岡山にアルトで行く機会があり、地上から立体駐車場のループをぐるぐる登って5階まで行きました。

まずは地上から2速くらいで登り始め~…
180°折り返す踊り場でブレーキを踏むと1速に勝手にシフトダウン。
2速から1速はかなりギヤ比が離れているので、強烈なエンジンブレーキがワァーッてかかります。

踊り場で向きを変え再び坂を登り~
1速でファァァーッ!って加速してから踊り場が近づいてきたのでアクセルを緩めると勝手に2速にシフトアップ…
そして踊り場で向きを変えるためにブレーキを踏むと、また2速から1速に勝手にシフトダウン>_<

その時車内では遊園地のバイキングのように乗員が前後に揺られます(笑)

そんな2速→1速→2速→1速…の鬼のギヤチェンジが5階まで繰り返されました(^^;)
エンジンルームからは5AGSがせわしなくギヤを変える音がカチャカチャカチャカチャ…

こんなシーンでは素直に1速固定でマニュアルモードを使いなさいってことなんだと思います。
ただシーンに応じてマニュアルモードを使い分けるドライバーがどれだけいるのか…、ちょっと心配です。


●下り坂での5AGSの対応

…この話もマニュアルモードを駆使すれば済むことですが、私の母のように機械に苦手なドライバーがDレンジのまま下り坂にさしかかった時に、アルトはどういう対応をするのか気になって試してみました。


まずはなだらかに続く緩い下り坂をDレンジのまま走ってみます。
こんな下り坂でアクセルをOFFにすると、昔からあるトルコンのオートマチックは一段上のギヤにシフトアップされ、エンジンブレーキ無しで直滑降~~ってことになりますが、
5AGSには下り坂を感知するセンサーがあるのか、4速から5速にシフトアップされることなく、4速のままキープされエンジンブレーキを効かせながら走行する事が出来ました。


続いて、同じなだらかな下り坂でも10%の急勾配をDレンジのまま下ってみます。
5AGSが下り坂を感知して自動でシフトダウンするのかと思いきや~~…

…速度が速すぎてシフトダウンせず、5速のまんまどんどん加速していきました(;゚д゚)

マニュアルモードで4速にシフトダウンしようとしても、警告音が鳴るだけでシフトダウンしてくれません。
各ギヤの許容範囲を超える速度なので、システムを保護するためなんでしょうね~

ひとまずフットブレーキでしっかり速度を落としてから4速に落とすと、5AGSはちゃんと反応してくれました。

教習所で習った「山は登った時のギヤで下りなさい」っていう教訓を守るしかないですが、オーバードライブボタンをポチッとするだけでシフトダウンしてくれるオートマチック車に乗り慣れている人にとっては、この5AGSのマニュアルモードを理解してうまく使いこなせるか心配になります。


試しにオートマチック車ばかりに乗っている私の母に運転させてみましたが、自宅から発進してシフトアップするたびに…
「やややっ…、何コレ?ブレーキが勝手にかかるわ~?」
と、戸惑っていました(^_^;)
オカンのインプレッションは100mくらいで終了しましたww





乗り心地に関して気になったことは、このエコタイヤですかね。
岡山空港を中心に山道を楽しんでみましたが、とりあえずコーナーリングを楽しむタイヤではありませんでした(^^;)
しっかりと減速してから曲がらないと簡単にアンダーが出ます。

あと、ブレーキについてですが、決してひとつも効かない訳ではないですが、あらかじめ弱いと思って踏んだ方がいいかなと思いました。
積載性

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トランクスペースはこんな感じです。
軽ハイトワゴンよりは奥行きがあるように見えました。

ちなみにスーパーで野菜やら牛乳やらいっぱい買い物すると…





すき間なくギッシリです(^^;)

たくさん荷物を積みたいときは後席に置いたほうがいいかもしれません。


燃費

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アルトを代車で借りたときに既にガソリンが減っていたので満タン法で計算出来ませんでしたが、アルトを借りた直後にレギュラーを9リッター程入れて満タンにし、そこから210kmほど走って、写真のように借りたときと同じくらいガソリンが減っていたので、おそらく20km/lくらいだと思います。

使用環境はほぼ私1人乗車で、エアコン使用率は50%くらいです。
価格

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故障経験

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