高い安全性と安定性
国土交通省が毎年行っている自動車アセスメント。今年からこれまでの前面、側面の運転席と助手席の衝突安全性、歩行者頭部保護に加えて、前
2009.11.12
- 総評
- 高い安全性と安定性
国土交通省が毎年行っている自動車アセスメント。今年からこれまでの前面、側面の運転席と助手席の衝突安全性、歩行者頭部保護に加えて、前面衝突時の後部座席の乗員安全性、後方追突時の運転席、助手席の安全性評価が評価項目として追加されました。
先日、今年上半期に発売された7車種のテスト結果が発表されましたが、レガシー(ツーリングワゴン)は、評価項目のうち、後部座席の乗員安全性が5点満点中4点(これも評価した車の中では最高点)だったことを除けば、全項目で満点となり、最も安全性の高い車となりました。
また、時速100kmからのフルブレーキテストでの制動距離も乾燥路面で39.0m、濡れた路面で41.2m。
この数値も全評価車種の中では一番でした。
日本の評価だけではありません。米国の道路安全保険協会(IIHS)が行った各種安全試験でも、レガシー、アウトバックともに全項目で最高点(GOOD)を得ています。
加えて、初代から20年以上も熟成させてきた水平対抗+AWDというシステム。
個人的には、雪道、アイスバーンでの安定性と走りは国産車の中ではピカ一だと思います。
デザイン、走り、燃費、乗り心地。車に求める性能は沢山ありますが、一番必要なのは安全性。
きちんと止まる確かなブレーキ。万一衝突した際にも乗員をきちんと保護できる安全なボディ。
基本がしっかりできているのが一番です。
ちなみに一昨年の最優秀賞はインプレッサ、昨年の優秀賞にもエクシーガとフォレスターが選ばれました。
インプレッサで採用されたSIシャシー以来スバルの安全性は確かなようです。
- 満足している点
- ①高い安全性
総論で書いたとおりです。
乗員の安全性を確保するために、最近の高級車にはプリテンションシートベルトなど、各種電子装備を搭載することがはやりの一つですが、価格を考えれば普及には限界があります。エアバックなどを除けば特に目立ったハイテク装置は積んでいませんが、基本をきちんとすれば安全性は確保できるという見本ですね。
②シンメトリカルAWDの走行安定性:
初代から20年以上も熟成させてきた水平対抗+AWDというシステムは乗っていても安定感があります。
レガシーは過去BHに乗っていて、この新型で実際に雪道を走行したわけではありません。しかし、その後他車(4WD)を乗り継ぎ、昨年エクシーガに乗り換えました。これまで乗った車の中では、雪道、アイスバーンでの安定性はスバルのAWDが一番だと思います。
悪名高い志賀への急坂も問題なし、大雪でスキー場までの300km以上を圧雪の国道を走ったこともありましたが、スタッドさえはいていれば、チェーンのお世話になることはありませんでした。AWDであるため、突然の路面状況の変化にも素早く対応できることと、低重心であり、AWDとしては比較的軽い車体も雪道に強いことに貢献していると思います。
パジェロやランクルなどの本格クロカンは、オフロードでは別ですが、アイスバーンでは重たい車重と重心の高さのためか結構滑ります。
- 不満な点
- ・ 内装の部品の寸法精度と立て付け
本木目とか、本革シートとか贅沢な内装はいりません。
個人的には、この値段の車ならプラスチッキーな内装でも結構です。
でも、レガシーだけでなくスバルの車は、展示車を見てもいまいち部品の寸法精度とか、立て付けが甘い車が多いと思います。インパネなんか、よ~く見るとパーツの間に微妙な隙間があったりして・・・。
うちのエクシーガも実はそうです。 (T_T)
その点T社さんは、こういう点はきっちり作ってきます。
現場での品質管理がしっかりしているのでしょう。
傘下に入ったのだから良い点は見習って欲しいと思います。
・ やっぱりデザインが・・
これは好みの問題です。
フロントマスクは精悍さが見られますが、ずんぐり太ったイメージで、ミニバンのようです。
だいぶ見慣れましたが、前のほうがスマートでカッコ良かったな。
ちょっと残念
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験