日本車最高峰のツーリングワゴン
さすが日本最高峰のツーリングワゴンです。レンタカーでスキーに行くときに借りたので、使用時にはスタッドレスを履いていたに
2010.2.28
- 総評
- 日本車最高峰のツーリングワゴン
さすが日本最高峰のツーリングワゴンです。レンタカーでスキーに行くときに借りたので、使用時にはスタッドレスを履いていたにもかかわらず、高速安定性は最高でした。トンネル出口や橋の上など気流が乱れている場所を通り抜ける際、横風を受けている影響はハンドルに掛かりますが、車線がぶれることなく、安定的に走ります。120km/h位まではロードノイズはまずまずで、後席と会話に支障がないレベルです。
しかも走行距離7万4000kmの個体ながら車体はミシリともしませんでした。(トヨタ車なら1万キロ超でカタカタいい始めるのとは大違い。)車体の安全性も日本最高峰の車(米国のIIHSテストではBest safty carの常連)ですから、さすがです。こんな良い技術と誠実さを持ったメーカーが、「安全は金にならない」と公言している不誠実さの代表のトヨタの傘下になってしまったのは残念でなりません。トヨタ色に染まって、レガシーがトヨタ車のような「Lemon cars」になってしまわない事を祈るばかりです。
レガシーに乗っている同僚が「下のトルクが無い」が言っていましたが、確かに下のトルクが太くない様に感じましたが、エンジンブレーキの効き具合から想像するに、高回転側に振っており、ギアの設定の問題のような気がします。そのかわり、高速で流しても高回転が必要ないので、クルージングは快適。ツーリングワゴンの名にふさわしい車です。
前から見たラインもシャープで、クールです。
- 満足している点
- 1)抜群の高速安定性。
2)高い車体安全性。米国IIHSではBest safty car awardの常連。残念ながら命の値段は平等ではないのが現実ですので、安全をこの価格で買えるのはお得。最近VWゴルフのレビューが荒れていますが、この年式の車として、VWゴルフより安全です。車体安全性重視で、同じワゴンのゴルフヴァリアントと比べると割安感があります。"Value for money"が理解できる人はそれほど多くは無いのが悲しいところ。
3)後ろが長いワゴンなのに取り回し、見切りが良好。セダンより、ハッチバックの方が運転はしやすい。
4)パワーウインドウの位置は使いやすく好み。
5)室内灯が後席と前席が分離して操作が可能で、夜間、後席がランプをつけていても、運転席がまぶしくて運転しづらいということが少なかったです。家族を乗せての運転だったので、結構重宝しました。
6)帰りの関越道は大渋滞で1時間程度渋滞道を走ったのにもかかわらず、燃費は11km/L程度。2.0Lモデルで、車体安全性を考えると、この程度の燃費であることは良好と思います。(安全性を無視すれば燃費は良くない、と言われることでしょう。結局のところ、第二次大戦中の日独の名機ゼロ戦とフォッケウルフどちらに乗りたいか?といわれた時に、私はフォッケウルフに乗りたいタイプですので。フォッケウルフには乗員を敵弾から保護する設計思想がありますが、ゼロ戦にはありません。その代わり、ゼロ戦の燃費は抜群でした。)
- 不満な点
- 1)折角のワゴンなのに、長尺物を載せる機能が弱い。後席シートを倒せば長尺物を載せれるのですが、私が使用したのはスキーで、座席を倒すまでもないシチュエーション。自車のBMW E90は、後席アームレストの部分のみが開いてトランクルームから運転席まで一本のラインでつながるので、長尺物を乗せることができます。(実はこのデザイン設定はかなり便利。)コストの兼ね合いもあるでしょうが、もう一工夫欲しいトコロ。
2)あくまでフィーリングの(トヨタの某専務の様に欠陥をフィーリングの問題に摩り替える訳ではない)問題だが、シーケンシャルモードでのシフトの切り替え速度が遅い気がします。フトダウンをしてエンジンブレーキをかけたときのレスポンスが、自分の感覚より一拍遅い。操安性が高いだけに残念。
3)夜間にドアロックスイッチが全く見えず、探しづらい。(イルミネーションランプが欲しいが、この価格では短所とまではいえないが・・・)
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験