スバル レガシィ 「スバルというメーカーのクルマ造りを上手く表現出来たクルマだと思います。」のユーザーレビュー

スバルというメーカーのクルマ造りを上手く表現出来たクルマだと思います。

2023.3.31

総評

私のクルマはこのレガシィだけなので仕方なく近距離の通勤に使っていますが、そういう使い方をすべきでは無いクルマだと思います。
デザイン、機能、使い勝手等はなかなか良く出来ていてまさに「スバルの技術者の良心」を感じられるクルマだと思います。
メカニズムとしては今のスバル車の方が数段優秀なのかとは思いますが、私の感覚ではこの時代までのスバル車が肌に合う感じです。
因みにおススメ度が⭐️1なのはクルマとしての評価ではなくて、今の時点でこのクルマを買うのは「ある程度の覚悟が無い限りは」おススメ出来ないかな…と。
何せ最近では製廃の部品も多く、中古車がどこまでメンテされているのかも分からないので…との思いからです。

満足している点

まずは正統派セダンならではのデザイン。
セダンの立ち位置が確立している欧州デザイナーが作ったデザインなだけのことはあります。
トランクスペースの容量が大きいのも美点です。
そして1番スバルらしいと言えるのが「0次安全」とも言うべき見切りの良さや車内から見渡せる視界の良好さです。
まずハイテクに頼らずにその基本が出来ているのは素晴らしいですし、ゆえに運転しやすく長く乗り続けられる部分でもあります。

不満な点

日本車と考えると内装が無機質で色気に欠けるかな…と。
ただこれは良く言えば「虚飾を廃し機能的である」とも言えますが。
それとメーター類の指針が自発光式でないのは当時としても時代遅れだったと思います。
ここは安全性を考えたらコストダウンすべきでは無い部分では無いかと思います。
それと分かり切って乗ってはいますが、街乗り的なシビアコンディションでは燃費はかなり悪いです。

デザイン

5

オリビエブーレイ氏のデザイン、特に後ろ姿のカタチが秀逸かと思います。
実用的でありながらカッコ良くセダンを体現しているのはさすがと思いますね。

走行性能

3

私の乗り方なのかもしれませんが、高回転まで回して初めて本来の良さを感じられるエンジンかと…
低速がモッサリしてるのは当時の技術としては仕方ない部分もあるのかもしれませんね。

乗り心地

-

新しい頃は「割と硬め」な印象だったかな…と。
現状は一通り足回りのリファインが必要な状態なので、今ひとつと言えます。

積載性

4

当時「セダンでもこんなに積めるのか…」と思える容量のトランクでした。
トランクスルーがついているのもいざという時に役立ちました。

燃費

1

う〜ん、これは語るべき項目では無いかと…（笑）　
乗り方もあるのかと思いますが、そもそもあまり燃費が良くないですし、それを言ってはいけないクルマかと（笑）
因みに短距離街乗りは俗に言うシビアコンディションなので1番苦手な部分かと思います。

価格

3

中古車で買ったのですが、新車価格から考えるとリーズナブルだったと思います。
余談ですがセダンだったゆえか、ターボモデルでありながらも前車シルビアよりも保険が安くなりました。

故障経験

私がたまたまハズレだったのか、10万キロ乗っている現在ですでにフューエルポンプを2回交換しています。
あとは水平対向エンジンならではの、ヘッドカバーパッキンを数回交換しています。
個体としてはアタリなのか、古いクルマの割には故障は少なめかと思います。