スバル インプレッサ アネシス 「秀逸なるミドルセダン」のユーザーレビュー

秀逸なるミドルセダン

2020.1.10

総評

スバル インプレッサ アネシス 1.5-i コンフォートセレクションⅡ　2009年車です。
燃費の悪さを除けば、良い車です。１０年落ちの中古車ですが、年式の割に走行距離が少なく、多少の小傷はありますが、ボディもまだ艶やかさが残っており、中古車ではきれいな部類に入ると思います。プッシュスタートボタンも標準装備（コンフォートセレクション）で、光輝ヘッドライトもHIDでとても明るく、夜間の走行も安心できます。セダンは初めてですが、還暦も近くなってきたところで、少し落ち着いたセダンに乗りたいと思っていました。維持費のこともあり、２Ｌ超えの車はあきらめていましたが、インプレッサアネシスという車の存在を知り、税金も抑えられることもあり、購入を決めました。これまで乗り継いできた車の中で最高だと感じています。

満足している点

何といってもスタイリッシュで希少性のある乗りやすい車。特にフロントからリアへの流れるようなライン、ハッチバックよりも、全体的に非常にバランスのとれたデザインに満足しています。

不満な点

街乗りでの燃費が悪すぎる点。まあ、この車格で３ナンバーですから、仕方のないことと割り切っています。

デザイン

4

走行性能

4

1.5リットルとは思えない、同クラス以上の走りを見せる。スバルの水平対向DOHC４気筒エンジン（ボクサーエンジン）の素晴らしさを実感。
パワーもそこそこありスムーズに回るエンジンはとても良いです。
ハンドル操作も楽しく、初めてのセダンで、後方のオーバーハングの長さも、慣れてきたらバックの距離感も問題ありません。高速道路の走行性能も秀逸で、スポーツモードにすると、ボクサーエンジン独特のサウンドで加速し、２リッター以上の車も楽に追い抜いていくほどです。

乗り心地

4

レガシイと同じプラットフォームを流用していることもあり、ボディ剛性が素晴らしく、ドアの開閉音も１クラス上の上質感を感じます。コーナーでしっかりと粘ってくれる足回りは最高です。リアサスペンションがダブルウィッシュボーン式のため、路面の段差の吸収もしなやかです。直進性の安定感とカーブも取り回しやすい。サスペンションの固さは自分には合っていて、丁度いい感じです。静寂性については、エンジン始動時は多少大きめですが、走行すると静かに感じます。車体の振動も全くといっていいほど感じません。特にAWDは北海道の冬道での走行安定性は特筆すべきものです。

積載性

4

後部トランクは十分すぎるほどの広さがあります。通常はあまり積込みしないのですが、たまに釣りに行く時には、クーラーボックスや釣り竿など、余裕で格納できると思います。

燃費

3

街乗りが多いのですが、正直１．５リットルクラスでは燃費が悪く残念です。通常はＥＣＯモードにして、燃費計を気にしながらアクセルを控えめにして走行しています。北海道の冬道でエアコンかけての走行では、燃費計で６~７Km/Lで、実燃費もさほど変わりません。ただ、高速道路や郊外の長距離走行では、とたんに燃費が向上します。燃費計の最高は１４．４Km/Lでした。まあ、この車は燃費を気にする人が乗る車ではないですが、最近のガソリン高ではやはり気になります。

価格

-

故障経験

販売店からリコール１件あるとの説明がありましたが、対応済です。ディーラーでの整備点検も行っていただき、安心しています。スバリストになりましたが、スバル車の故障傾向が分からないため、今後大きな故障がないことを祈るばかりです。
（追伸）先日、降雪によりリアガラス凍結時に、リアワイパーを回したところ、ワイパーブレードが根元から折れました。こんなことあるんですね。オートバックスで交換を部品取り寄せで依頼。しかし、コロナの影響で物流が滞っているとのことで、部品到着まで２週間ほどかかりました。ガラス凍結時は、ヒーターである程度解凍してから回すよう、気を付けたいと思いました。