スバル フォレスター 「トータルバランスに優れた車です SUV的な車の中で、取り回し、巡航性、使い勝手、値段などのバランスが高いレベルでまとまった車だと感じました。私自身はグ」のユーザーレビュー

トータルバランスに優れた車です SUV的な車の中で、取り回し、巡航性、使い勝手、値段などのバランスが高いレベルでまとまった車だと感じました。私自身はグ

2011.2.6

総評

トータルバランスに優れた車です
SUV的な車の中で、取り回し、巡航性、使い勝手、値段などのバランスが高いレベルでまとまった車だと感じました。私自身はグランドワゴンと初代フォレスター（S20LTD）を乗り継いでおり、買い換えの有力候補として考えています。エクストレイルと比べると、元気さや若々しさはあちらの方がありますが、こちらは大人の道具としての落ち着きやスバルならではの奥行きの深さがあって、長年付き合えそうな魅力を持っていると思います。また、室内の広さ（特に後席とラゲッジスペースのバランス）や、後席乗降性、前方の見切りの良さなどには、スバルらしい作り込みが見られます。レガシーがこれまでとは別の方向に行ってしまった中で、スバルらしさがきちんと表現されているので、旧アウトバックユーザーにもお勧めです。

満足している点

エンジンは、20年振りに新型になったということで、トヨタのような静かなものになってしまったのではと危惧していましたが、この車の場合等長等爆で無いこともあって、むしろ、はっきりとボクサーの音が聞こえてきます。これは、嬉しい誤算でした。
車自体は、初代フォレスターからすると遙かに大きくなっているのですが、運転感覚は意外にも違和感なく馴染みます。新エンジンの力感はEJ20よりも少し力強くなったかな、という程度で、大幅なパワーアップとは感じませんでした。ただ、ATが4速ながら良くできていて、エンジンとのマッチングも良いので、トータルでの扱いやすさはかなり向上しています。リニアなハンドリングは健在で、長く使っても飽きがこない懐の深い使用感です。サスは適度に柔らかく、スバル車としては乗り心地は良い方だと思います。
室内は、前席は適度なタイト感があり、先代レガシィに近いコクピットです。車高自体は高いのですが、SUV特有の見下ろす感じは押さえてあります。運転が好きな人には、フィットするのではないでしょうか。座面長は伸長170cmの私にはちょうど良かったです。後席は膝前にコブシ２つ入るくらいの余裕があり、頭上空間も充分です。ラゲッジルームもそこそこの広さは確保されています。破綻がないパッケージングだと感じました。

不満な点

内装は、大分ましになったとはいえ、スバル車伝統の（？）弱点です。どうも地味で、パッとしません。
用途としては、完全な舗装路用で、未舗装林道やクロカン用途には使えません。特に、車高が高いにもかかわらず、リアサスのアームの張り出しが大きいことと、マフラーの引き回しによる下回りの突起によって、実際のクリアランスが低くなってしまっています。また、MT車のサブミッションは、初代にはあって重宝したものですが、消滅してしまいました。運転席からの視界も、未舗装路で低速で障害物をよけながら走るにはもう少し手前の路面が見えている方がベターです。山に持ち込むには、エクストレイルやエスクードの方が適しているでしょう。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験