走る止まる曲がる
私の中ではあまりにも衝撃的だったので回想の様にインプレさせていただきます。
ドライビングシートに座り込む動作を始めると異様な低さに気
2013.3.5
- 総評
- 走る止まる曲がる
私の中ではあまりにも衝撃的だったので回想の様にインプレさせていただきます。
ドライビングシートに座り込む動作を始めると異様な低さに気付く。
走り出すと、全体的にがっしりしている事に気づく=クルマの剛性が高い。
クルマがしっかりしすぎて人間が守られている感じ。
ステアリング操作も軽自動車の様なグニャグニャした感じはなく、やや
負荷をかけながら操作する感覚なので安定感があります。
そして何よりも視界が狭い。左後方のフェンダー辺りがほとんど見えない。
これはスポーツカーならではの宿命か。また、良い意味で必要な視界しか見えない。
それでいて極端にドラポジの低さは感じられない。
スーパースポーツカーの様に寝そべる姿勢ではないから自然な感じなのかもしれません。
ドアミラーをのぞくと車体後方の盛り上がったボディー形状がはっきりと見える。
こういった見え方はスポーツカーならではのフェンダーの仕上がりに満足する。
ルームミラーをのぞくとストップランプがジャマだと気付く。なぜここに配置してあるのか?
シフトフィールは全体的にしっかりしていて硬い感じがする。
硬い感じとは入りが渋いわけではなく、ドライバーが意図して確実に変速
させなければいけないという意識する感覚。
クラッチも軽い部類に入ると思い、左足がつらくなることはない程度。
エンジンもゼロ発進から非力さは感じなく一般道でも高回転まで回せる
使いやすいものでNAならではと感じました。
通常走行であれば3千回転以下で十分間に合いそうです。
エンジン性能曲線からも回して本領を発揮するエンジンだと思うので馬力は
このくらいでちょうど良いと思います。
ホンダS2000やマツダロードスターを乗り比べてみたいと思いました。
やっぱターボでしょ!と思う方は考え方が違うのでS15辺りを検討されてはどうでしょうか。
シートは純正にして良く作り込んであり社外品を入れる必要はないと感じました。
ホールド性も程よく、コーナー時の体のサポートも良い。
コーナリング性能はだいぶ高いと感じハイグリップタイヤを履いているのか
聞いたところ、なんとプリウスと同じ銘柄のコンフォートに振ったタイヤとの事。
それでいてここまでの運動性能があるということはタイヤに依存しない作り込みに驚いた。
もちろん、タイヤの性能も十分良いと思います。=ワインディングを流す程度なら。
- 満足している点
- エンジンとミッションのレイアウトはほぼ設計通りの配置となっているので
バランスは極めて良いとの事。大抵はボディー設計時に配置変更するそうです。
ロールはほとんど感じられずS字の様なコーナーでの揺り返しもほとんどなく、
思わず気持ち良い~!と叫んでしまいます。
アクセルをぐっと踏み込み加速する時やシフトダウン時回転数を合せる為にあおる時は
吸気の音をわざと車内に引き込んでいる為レーシーな音を味わえこれまたやる気に
させてくれます。気分が高揚して気持ち良い~!と叫び一人でにんまりします。
ブレーキは踏み始めに抵抗があるので何かアシストが介入しているのかと違和感がありましたが、慣れてくれば踏んだだけ効いてくれるので良くできていると思います。走りに関しては良い事しか感じられませんでした。
BRZは走る事に特化したクルマなので、実用性などを優先して求めてはいけない事を
念頭に置いて実際じっくりと試乗する事をお勧め致します。
かといってトランクルームは後席倒せばタイヤ4本積めるそうなので十分かと思います。
- 不満な点
- 唯一やる気がうせる時は、アイドリング時の音です。
マフラーではなく、コンソール中央辺りから聞こえてくる音です。直噴インジェクターなのか、
4気筒だからなのかは分かりませんが、しょぼい音です。
この辺りもこだわっていただくと言うこと無しなのですが、
しかしながらスバルさん、いい仕事しています!
このご時世にこのようなクルマを出すのはトヨタのオファーがあったから
実現したので国産カーも捨てたもんじゃないですね!
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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