スバル アルシオーネSVX 「長く乗るほど良さが伝わってくる希有な車。...」のユーザーレビュー

長く乗るほど良さが伝わってくる希有な車。...

2004.10.12

総評

長く乗るほど良さが伝わってくる希有な車。
ほんとうに今見ると改めてこのデザインの偉大さが伝わってきます。おそらく未来永劫、陳腐化することはないのでしょう。商売のために「３年ほどで必ず飽きるようにデザインする」某Ｔ社車のコンセプトとは対極にあることがよく分かります。

本当はもっと乗っていたかったのですが、やむを得ない事情で３年で手放しました。でもいつまでも思い出に残るいい車だったと思います。改めて他の車との違いを考えてみると、やはり機能とか性能以前のものがあったのではないかなと思います。一言で言えば、この車を世に送り出した人達の「魂」が伝わってくるところでしょうか。なんだかこの車、すごく『人格』を感じさせるんですね。

ネックはどうしても故障が気がかりな所ですが、私の場合は走行４万の中古で、１０万弱まで乗りましたが、ＡＴも無事で特に機械的な故障はなかったです。もっとも怖いのであらゆる消耗部品は早めに換えていましたが。

もしもこのデザインが気に入って、すこしでも乗ってみたいという気持ちがあれば、ぜひオーナーになることをお勧めします。きっと『所有する喜びとはこういうことを言うのか！』という感じで目から鱗が落ちることと思います。私はもろに落ちました（笑）

満足している点

月並みな言い方ですが、とにかく素晴らしいデザインだと思います。今になってみるとただの「デザインのためのデザイン」ではなく機能的な裏付けもあるからこそ、いつまでも飽きのこない、絶妙なバランス感覚を保ち続けているように思えます。

私はいわゆる飛ばし屋でもなく、峠で攻めるような走りや、サーキットでのパフォーマンス云々は全く分かりませんが、長距離ツアラーとしては勿論、環７あたりの街乗りでも、少なくともＲ３２スカイラインＧＴＳ－tよりも「運転する喜び」はトータルで見て上と思いました。３３００フラット６の独特なフィールは、まあいかにもバブルらしいゼイタクではありますが、病みつきになる快感があります。
私的には「雰囲気もあって、街乗りでも運転が楽しい」という意味では、これ以上となると逆にカプチーノとか、ヴィヴィオＲＸ－Ｒあたり以外には思い浮かばないです。もっとも高級外車に関しては触れたこともないので分かりませんが。。

インテリアも、よく言われる古くささや外観とのミスマッチなどは、私は感じませんでした。質感もそれこそ「ロールスロイス」などと比べない限りは十分だと思いましたし、スバルらしく機能的で、メーターも見やすくてよかったと思います。

あと、バージョンＥとＬのみにつく「柄つき足元カーペット」はすごく上物で、とても気に入りました。裸足で乗っても気持ちよかったです（笑）。後で聞いたらこれは本当にお金がかかったゼイタクなもので、さすがにＳ４などでは使えなかったそうです。

不満な点

私個人の見解ですが、ボディ色があれだけ出ていたにもかかわらず、本当にデザインとマッチしているか？という意味では１００点満点のものはついになかったように思います。

維持費は確かにかかります。特に燃費については割りきるしかないでしょう。私の場合渋滞なし片道６キロの通勤でも、リッター５キロほどでした。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験