サンデさん
ポルシェ カイエン PHV
グレード:カイエン S E ハイブリッド_LHD_4WD(Tip-S_3.0)
2014年式
乗車形式:マイカー
ポルシェ カイエンS e-ハイブリッド MY2015
2015.12.20
- 総評
- 乗り換え前のランドローバーディスカバリー4から見ると、まったくSUVらしくは無いのだけれど。
それでもあのポルシェを「家族グルマ」として嫁はんがフツウに運用出来るという事実は非常に感慨深い。w
そもそも「ポルシェの後席」なんてふた昔前なら「オチ」に使われる存在だったのに、後席スライド&リクラインの着いたカイエンハイブリッドのリヤシートの広大さは、まさにLクラス巡洋艦(クルーザー)。
メルセデス・ベンツEクラスはおろか「Sクラス」に匹敵する空間を確保!
ストレッチした時の後席は現行X5や新型レインジローバーよりも広いかも?
このクラスのSUVでは一番の悩みである「燃費」も、充電器を起点にした短距離走を常とする日常使いでは「ほぼ電気」でカバー出来るので、劇的にガソリン使用量が減る。
子供の送り迎えやスーパーへの買い物等「いちばん燃費が嵩む」領域を充電地で走れるので遠出しなければ電気自動車。w
ガソリンが安くなったとはいえ、数年分となればわざわざハイブリッドにした意味は十二分にあるのではないか?と。
コレに乗ることによって気付いた意識や見識も含め意味は大きい、と思う。
- 満足している点
- 958世代になって現行ポルシェ共通の「ライジングコンソール」や、991系と同じ「マルチインフォメーション付き5連メーター」と。
『うーん、ポルシェやのう・・・』
と唸らせるポル濃度と、ステアリング中央にかがやくシュツッドガルドのクレストを見るにつけ、色々な意味で満足感は高い。
元々のクルマ作りにソツは無く、ボディや足回りに関しては文句の付け様も無い・・・。
加えてここ数年内装のクォリティがググッと上がって、アウディをうっちゃる勢いなのでフォーマルサルーンとしてもイケちゃったりする、と思う。
箔は「レインジローバー(ヴォーグ)シリーズ」に負けていないのではないか?
日常領域でガソリンを使わないので、遠出の時に多少喰っても気にしない。
どころか、高速巡航時のガソリン燃費は12~13km/Lと十二分に納得出来る燃費をマーク。
この時急速充電「e-チャージ」モードを使うと、巡航燃費が10km/Lに落ちるが、走行距離にして50~70km程で20%以下→フルチャージ出来るので。
1. 2Lのガソリンで満充電→市街地で20km走れるとなれば。
160円ほど(1.2L×132円)でガソリン5L分(市街地燃費4km/L)=660円を稼げる。w
という計算。
しかも3Lスーチャー+モーターで400psオーバーにも拘らず年間自動車税が13,000円。w
こらー手放せません。^□^
MCして少しワイルドになってSUVらしさが増した気がする。^ー^
- 不満な点
- いわゆるスマートキー、シートメモリー、シートヒーターといった「高級外車御用達」装備が全てオプション扱いとゆー「ポルシェ足し算」には悪意すら感じる。w
上記に付け加えてキーメモリーシートポジション(BMW標準)や電動ステアリング調節くらいはデフォで着けてよ、お願い。-人-;
あと何故か「キーロック時のサイドミラー収納」が「ロックボタン長押し」しないと作動しない?
なんで??
ちなみにスポーツカー(911/ボクケイ)は一発収納らしい。
なんで???w
この図体と重さではしょうがないかも知れないが・・、満充電で実質30km。
あと10km長く走れれば言う事無し。
マカンSの積む3リッターV6ターボは「ポルシェ内製」ながら・・・、このカイエンハイブリッド用の3リッターV6スーパーチャージャーは「アウディ製」
まあマカン用にV6が内製される前からのプロダクトなので仕方ないが・・、ポルシェ製エンジンが欲しいよねヤッパリ・・・。
エンジンの回り方も正直ガサツであまり良くない。
- デザイン
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- 走行性能
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- リチウムイオンバッテリー100~30%充電時にシステム起動すると、E-Power(電気走行)モードがデフォルトとなるのだが、この310N・mを発揮するモーターがゼロ発進から強力に車を引っ張る(押し出す?w)のと、アクセルオフ時のコースティングの滑空感は抵抗が皆無で気持ち良い。
ブレーキは回生システムが入る分タッチと効きは(ポルシェにしては)やや大仰。
効き自体は巨大キャリパーの圧倒的発熱量で純正パッドでも超強力。
それでもアウディ全車ほどガックンブレーキではないのでスグ慣れる。
拍子抜けする程軽い電動パワステはプラグインハイブリッドというこの車のキャラにはあながち外れてはいない気もする。^ー^
高速ではそれなりの手応えがあるので、妻と共用という事を考えれば妥当な線か。
エンジンとモーターを動力性能に特化させる為動員する「スポーツモード」ではシステム合計416ps/590N・mのパフォーマンスを炸裂させる訳ですが、これはもう荒唐無稽に速く、たぶんこの先ずっと使わないと思う。w
と思っていたが最近よく使います。
快速ストレスフリーで痛快ですわ。^□^
- 乗り心地
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- 標準仕様は「メカサス」ながらE-ハイブリッドにはPASMが備わる。
基本「コンフォート」で市街地から高速までこなすが、首都高5号線のように高速で右に左に比較的長いGが掛かるコースは「スポーツ」が無駄な動きを封殺し、安定感が向上。
スポーツ+は「いちおーポルシェだからココまで攻めれますぜ?」くらいのモンで、乗った感じ不要。
- 積載性
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- 前車ランドローバーディスカバリー4から比べると、高さが無い分「笑っちゃうほど」積めない。
ゴルフバッグはナナメにしてもキツイし、スキー板は後席真ん中を倒してブチ抜かないと車内には収納不可。(後席最大スライド時)
それでもスライド出来る後席を一番後ろまで下げると、メルセデスSクラスを凌駕する後席空間を確保出来るので、ソコはディスコより圧倒的に広い。^ー^
ルーフケースを着けるにはルーフレールが要るが。
「ソコまでしなくても・・・」ってクルマなので「まあセダンより積めるわ」くらいと思っとく方が良い。
- 燃費
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- 10.8 kWhのリチウムイオン充電池を満充電した状態で、メーカーは「36kmの電気走行が可能」と発表して入るが、実際のところは20km前後といったトコロ。
直前の使用電費を基に計算されるので「夜の幹線道ノンストップ走行」なら30km以上走るし、逆に朝の渋滞でヒーターを使えば15kmほど。
自宅を基点に朝乗って充電し、昼乗って充電、夕方乗ってまた充電みたいな使い方をすれば、これはもう「ほぼ電気自動車」
ガソリンを全く使わず使い続けられる。
遠出して「電池切れ」の時は普通のガソリン車に毛が生えた程度。
燃費の良い高速道路巡航時に急速充電を掛ければ、最小のコストで充電出来、目的地での市街地走行時にまた電池走行モードを使える。
- 価格
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- 故障経験
- 新車1ヶ月/2500kmで故障無し。(当たり前か・・・)