ポルシェは理想の会社経営と言えますか？

Question

ポルシェは一台あたりの車の利益額は世界1とあります。
しかも値引きの必要が一切なく媚びる商売を必要としません。
年間に生産できる台数が欲しい人の数を下回るので生産が常に間に合わないうれしい悲鳴。
さらにオプションだけで軽自動車が普通に買えるくらいの売り上げもあります。
商売としてみればこんな理想的なものはないと思ったのですがどうでしょうか？
AUDIなど傘下の企業を除いたVWの純利益よりポルシェの純利益の方が上ですよね。
ポルシェ1台でVW30台分に相当するとあります。
台数など競うより一台あたりの収益率を高めていく商売の方が良くないですか？
VWやトヨタやGM、ベンツやBMWやAUDIは台数競争してますが。
日本企業だとスバルが一台あたりの利益が一番多いとありました。
しかもポルシェの羨ましいのは自分達の企業哲学で自分らの作りたいものを作って商売して儲かっているという点です。
台数を競うわけでもないので過度な販売目標や生産性や開発費など気にせず我が道を行くかのように。
純利益のほとんどはカイエンマカンパナメーラだそうですが。
こんな商売は許されるのは世界でポルシェだけなのかもしれませんが。

Answer 1

ワーゲンに株を買われて子会社ですからね。

Answer 2

理想の会社経営と言うならば、１台あたりの利益よりも全体の利益を求めた方が良いのではないでしょうか。

Answer 3

＞羨ましいのは自分達の企業哲学で自分らの作りたいものを作って商売して儲かっているという点です。
・・・え？９２４、９４４、９２８、９６８とみんな大ゴケしましたけど。大ゴケ過ぎて会社自体がやばくなりましたけど。

ポルシェが儲かっているのは、この大ゴケで、
「ブランド品とは何か」と、「人はブランド品に何を求めるか」を気付いたからだと思います。
だから中身がＶＷのカイエン等ＳＵＶで大儲けしている。

それとポルシェ社はＶＷの完全子会社です。
が、そのＶＷはＶＷホールディングスの子会社で、ＶＷホールディングスはポルシェ＆ピエヒ一族が５０％超の株式を保有しています。
ＢＭＷやミシュランと同じく、欧米においては「オーナーがいる企業は、買収の危険が無いので、株式相場も気にせず長期的視点に立った経営を出来る」という良い例だと思います。

Answer 4

七五三社長が、最近は、経営方針を変えましたよ。
『欲しい人マイナス１台の供給』から『欲しい人全員に供給』に方向転換しました。

Answer 5

フォルクスワーゲングループが供給してくれるプラットフォームがあるから、それにポルシェらしいテイストをつけて高利益のクルマが造れるわけで、フォルクスワーゲンの存在抜きにポルシェは成り立たない。
これはポルシェ創立時からの宿命。
更に言えばポルシェの技術陣もRRというレイアウトの911をひたすらアップデートする宿命からも逃れられず、その鬱憤を晴らすかのように利益度外視でカレラGTや918スパイダーを限定で発売している。
こんな商売は許されるのは世界でポルシェだけなのかもしれません。

Answer 6

そのポルシェ、何度も潰れかけているんだけどね。その度に、ダイムラーやVWがお金を出して経営支援に入っています。

高付加価値の商品のみを扱う場合、その経営は景気に大きく左右されます。

今はアメリカの景気が良く、中国の富裕層の景気がいいことから、ある意味バブル気味なところがあり高付加価値の商品が売れているに過ぎません。

リーマンショックの時には、一気にポルシェの経営が悪化しています。

ベンツやBMWは、以前は500万円以下の車種は無く高級車専門メーカーでしたが、景気に左右されにくいように300万円前後の低価格モデルもラインアップへと加えてきたのです。

殿様商売も薄氷の上を歩くような経営です、それを理想的かと問われれば疑問符が付きます。景気がいい時はいいかもしれないが、一転して悪くなれば逃げ道が無くどうにもなりません。

まぁ、リーマンショックの際にはホンダですら潰れかけましたから、絶対安泰な企業などは無いわけですが。

Answer 7

技術の裏付けがあって歴史があるメーカーだから出来ることですね。他のメーカーがポルシェみたいな車を作ろうとしてもマネできないわけですから。たとえばマセラティはポルシェのような高価格の車ばかりですが、ブランドだけで中身は空っぽなのでダメなわけです。