ポルシェ ボクスター （オープン） 「オモチャを手に入れた。」のユーザーレビュー

オモチャを手に入れた。

2018.1.1

総評

もともと、ポルシェも、ボクスターも、買うつもりはなかった。
　
クルマが好きで....その人生の過程の中で、どうしても好きな車を手放すときがきてしまう。
　
たまの休日も、一人になると退屈で。　ポッカリ空いた隙間は、やはり好きだった車で埋めようと画策。
　
オモチャが欲しくなったのである。
　
まずは若い頃に乗っていたユーノスNAロードスターを買おうと思った。NA8Cで、2.1リッター仕様にして、次こそはフリーダムのDジェトロで４スロ組もうと思った。だが、これが今となっては車両の程度に対して高い。もともと乗っていたから、やらなきゃならん事はお見通しの自分。ボロいくせに高いロードスターは要らないとなり。
　
次に出たのがS2000！
　
実に魅力的だが、これも調べれば調べるほど迷走し、135かType-Sか。好きな人からのアドバイスは２リッターだという。S2000はかなり見に行ったが、此れと言う車両にも出会わず、S2000に対して急激に熱が冷めてヤメた。
　
ロードスターもS2000も違った。オモチャが欲しいんだよ、と。
　
そこで、誰に言われたわけでもなく。急に候補に挙がったのが、このボクスターだ。　そういえば….そんな感じだった。ポルシェなんて無縁の存在だとも思っていたのかもしれない。
　
２６歳のころだったかな…..ボクスターは新車で納車仕立ての頃の987の前期モデルのベースグレード5速を好意で乗せてもらったことがある。　その時の987ボクスターの印象は、「MAZDA ロードスターの親分だな」だった。ポルシェってゆるーい乗り物と思っていた。
　
その後、あまり間を開けずに今度は空冷の930を好意で一週間借りて乗り回した。
　
これが、全然と言って良いほど肌に合わなくて。ペダルがオルガンで難しいし、スポーツカーらしい挙動もない。（気がしていた）　
　
この930で「ポルシェ、要らね」ってなってしまっていた。そのあとはC5 Z06 のコルベット乗ったりと、ポルシェとは無縁の10年近くを過ごした。
　
オモチャが欲しいと思い始め、改めてボクスターを見始めて、気が付いたら買っていた。
　
オッさんはポルシェが好きという....
　
確かにそうだな…そんなことが解る年頃になってしまった。
　
ここからポルシェが始まる。
　

満足している点

満足点....
　
ざっと書き出すと
・コーナーリング（切れ味抜群）
・ハンドリング（手応え十分）
・クラッチペダルの操作感（違和感なし）
・ブレーキのタッチ（操る楽しさがある）
・排気音（サクラム装着）
・ABCペダルの配置（違和感なし）

平たく言えば上に挙げた点なんて、スポーツカーのメーカーが出してる車両なんだから当たり前に期待する箇所。
　
986…今となってはモダンなルックスな車両だが、侮ってはならない。正しく、ポルシェが作ったミドシップカー。
　
一見、非力に思われる2.7リッターエンジンも、ワイドレシオな５速トランスミッションも、フラット６エンジンの低重心とミドシップシャーシが相まり、意外な所でハマるポイントがある。

やたらと高回転にすれば良いわけでもない。
　
感覚的には、1速ギアを高くし、３速なら４速を選んで、挑んでみると随分とスイートスポットがあり、気持ちいい。
　
ああ、なるほど....車との対話である。かといって速度は確実に乗っていて、そんな時に度々現れるブラインドコーナーも、躊躇いなく飛び込んでいける.....。　ダウンヒルがとても面白い。　ブレーキでチョンとコントロールして、舵に応じてスロットルを踏み込み、次のコーナーへ舐めるように進めていく….　
　
ミドシップの挙動とは....！！　これが正しいミドシップの挙動なのだろう。
　
これを味付けした人の顔が見てみたい。そう、思わせる。
　
走れば走るほど。奥が深い車両に出会った。
　
※ マフラーをサクラム、サスをビルシュタインのB12キットに交換しての感想です

不満な点

ドリンクホルダーも、グローブボックスもない。
　
走りに徹した車両と割り切ればナビも要らない。潔いと思うが、セブンでコーヒー買っても飲みながら走ろうなんぞ許されない...。
　
これも走らせかた次第だが、2.7リッターもあるエンジンからイメージするモリモリなトルク感は薄い。
　
ラフなスロットル操作をすると肩透かしな加速を食らう。これの制御はスロットルスピードか...？？　Dジェトロなのか...？？　そんなことを思いながら、線を辿るようにスロットルを操れば良い。ガッとスロットル操作しても面白くはない。
　
※これは車両に対する不満ではない
安い車高調整タイプの黒と金色のサスが付いた状態で購入した。このサスがまーポンコツで...。　高速走行中にリア側のダンパーが壊れてしまい、ガス室とオイル室が逆転する現象を起こしていた。伸びきった状態になり、高速走行中にリアが段差拾って、ハイスピードでお尻から唐突に流れ出すから、慌ててカウンターを.....
　
安かろう、悪かろうは、この車両には付けたくないね。だからビル足のB12にした(^^)

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験