ボクスターの25年を振り返る豪華な企画展
1996年に生産をスタートしたポルシェ ボクスターは、現在に至るまでポルシェにとって最高の世界的なサクセスストーリーのひとつと言えるだろう。
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現在、ポルシェ・ミュージアムでは、ボクスターのデビュー25周年を記念した特別企画展「25 Years of the Boxster(ボクスターの25年)」を開催中。ミュージアムは企画展を2021年9月12日まで延長し、引き続きドイツ語と英語で行われているバーチャルガイドツアーも実施すると発表した。
ポルシェの経営危機を救ったボクスター
今から四半世紀前、数字ではなくモデル名を冠した初のポルシェが発売された。エンジンの「ボクサー(Boxer)」と「ロードスター(Roadster)」を組み合わせたネーミングが与えられた「ボクスター(Boxster)」がデビューしたのである。
ポルシェがボクスターのコンセプトモデルをデトロイト・モーターショーに出展したのは、1990年代初頭、ポルシェの販売台数が減少傾向を見せていたことが理由だった。この時、デザイナーのグラント・ラーソンは、「550 スパイダー」や「718 RS 60」などからコンセプトスタディのインスピレーションを得たという。
開発中だったタイプ996・911と共通のコンポーネントを使用しつつ、新たなオープントップのモデルラインを展開することが目標に掲げられた。このオープントップ2シーターはタイプ996と並行して開発され、試行錯誤を重ねた末に6気筒ボクサーエンジンをミッドシップに搭載。このキャリーオーバーコンセプトにより、ポルシェは収益性の高い生産体制に戻ることが可能になった。
ボクスターに関連する貴重な車種を展示
特別企画展「25 Years of the Boxster」では、ボクスターに関連したモデルも幅広く展示。1948年にポルシェの名前で初めて製造された「356 No.1 ロードスター」、ポルシェが50年代に初めてモータースポーツ用に製作した「550 スパイダー」、75年製「914/4」、96年製「ボクスター S」のカットモデルなどがターンテーブル上にディスプレイされている。
ポルシェ史上最軽量の384kgを実現したレーシングカー、68年製「909 ベルクスパイダー」に加えて、そのオマージュとして50年後にボクスターをベースにワンオフモデルとして製作された「ボクスター ベルクスパイダー」も公開されている。
また、ポルシェはボクスター25周年を記念して、1250台限定の特別限定モデル「ボクスター 25 イヤーズ」を発表した。今回の企画展では93年1月に発表された「ボクスター コンセプト」も見どころのひとつだが、このコンセプトスタディに敬意を表し「ボクスター 25 イヤーズ」にはアクセントカラーとして当時を思わせる新色の「ネオジム (Neodyme)」が採用されている。
日本からもオンラインツアーに参加可能
日本からもオンラインで視聴可能なバーチャルガイドツアーは、下記のポルシェ・ミュージアム公式ウェブサイト内の特設サイトから参加できる。
特別企画展「25 Years of the Boxster」では、ボクスターの歴代モデル、プロトタイプ、派生車種、関連車種などがそれぞれ2~3分の動画で紹介される。参加者はいくつかのポイントで、2台から次に見たいクルマを選ぶこともできる。
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