ポルシェ ボクスター （オープン） 「剛性の高さ、作りこみの良さ。使いやすさ。 日本で通勤の足として首都高で使い、今はドイツに持ってきて走らせています。このクルマの真価は確かに速度170キ」のユーザーレビュー

剛性の高さ、作りこみの良さ。使いやすさ。 日本で通勤の足として首都高で使い、今はドイツに持ってきて走らせています。このクルマの真価は確かに速度170キ

2012.2.23

総評

剛性の高さ、作りこみの良さ。使いやすさ。
日本で通勤の足として首都高で使い、今はドイツに持ってきて走らせています。このクルマの真価は確かに速度170キロ超のアウトバーンでこそ発揮されます。しかし、それだけの高性能車でありながら、日常の足として使用するだけの信頼性の高さ、使いやすさがあります。この両面を満たすsportscarは限られてくると思います。また、故障が極めて少ないクルマであることは特筆すべきでしょう。

満足している点

何といっても走行性能の高さでしょう。アウトバーンでの高速走行では、170キロ超あたりから、戦闘機にでも乗っているような鋭さを帯びます。ミッドシップレイアウトのボクサーエンジン、重めに設定されているハンドリング、極めて高い剛性、そして1400キロという車重は、高速域での安定性をもたらしています。MTならおそらくもっとスポーツ走行できるのでしょうが、ティプトロであっても、170キロ～の加速に支障はありません。エンジンはどんな回転域からでもトルクが太く、またレスポンスは高速域ほど鋭くなります。確かに日本の峠道では、ヒラリヒラリと走る軽量sportscarのようなわけにはいきませんが、それをお望みの方は、アルミ度が高いAudiTTがお勧めです。実際、路面をがっしり抑え込むように走るPorscheと、on the railのように走るAudiとでは、走りの性質が異なるでしょう。Z４との比較では、ミッドシップとロングノーズ＆ハイパワーエンジンで、どちらが優れている、というのではなかろうかと思います。ただ、スポーツ性という点でボクスターとZ4のいずれもSLKよりかなり優れているでしょう。
居住性もゴージャスというのからは遠いですが、シンプルで、その分見えないところにもぬかりなくよい部品を使ってます。シートやメーター周りなど、使ってみて分かる作りこみの良さです。
オープンにすると、バイクに乗っているような感覚になります。オープンでこれだけの剛性を実現しているのはさすがPorscheだと思います。ウインドデフレクターにより、風の巻き込みを150キロ程度の走行くらいまで耐えられるレベルに低減したことで高速走行時の快適性を実現しています。
意外に深く大きなトランクは、馬の鞍のような大きなものをボンネット下に収容できます。
また、リセールもAudiは言うに及ばず、Mercedesなどよりかなり良いです。
ドイツ人をはじめとする欧州人受けも、MercedesやBMWより良いようです。

不満な点

欧州の厳冬期には、乗ることも少なくなり、バッテリー上がりを起こしてしまいます。バッテリーのみならず、タイヤやブレーキなど安全に関わる部品は早めの交換が必要で、且つ、高価です。Audiと比べると、燃費もかなり高めになります。保険や維持費にはそれなりにお金をかけるべきクルマです。Porsche　centerの整備はそれなりに高額ですが（ドイツのPorsche　centerでは、タイヤの溝の基準が厳しく、また4本丸ごと交換を求められました。）、高価な部品であっても、やはり純正品によるべきクルマです。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験