プジョー 308CC （カブリオレ） 「オープンカーとしての良さがイマイチ・・・ 307CCと比べて、さらに顔つきが攻撃的になったなぁ・・・というのが第一印象。ただ後方からの眺めは随分とモダ」のユーザーレビュー

オープンカーとしての良さがイマイチ・・・ 307CCと比べて、さらに顔つきが攻撃的になったなぁ・・・というのが第一印象。ただ後方からの眺めは随分とモダ

2009.6.10

総評

オープンカーとしての良さがイマイチ・・・
307CCと比べて、さらに顔つきが攻撃的になったなぁ・・・というのが第一印象。ただ後方からの眺めは随分とモダンかつ洗練された気がします。プジョーのクルマはそもそもデザイン、特にその顔つきに特徴がありすぎて、好き嫌いが分かれるところではありますが、私の好みの基準でも正直あまり好きな顔つきではありません。ボディーのラインやリヤのデザインなどは非常に美しいだけに、プジョーのアイデンティティでもあるこの顔は惜しい気がするのは私だけでしょうか。内装の質感も非常に良く、総合的にはデザインも素敵です。ただインパネはイオスなどと比べると散漫な印象で、ややまとまり感や視認性は劣る気がしました。前席は十分な広さとゆったりした座り心地で問題はなく、後席もイオスほどではないですが大人でも十分に座れます。しかし、このクルマの最も肝心な部分、つまりオープン状態での印象は307CCがそうであったように、まったく改善はされていません。4座のメタルトップ電動オープンの先駆者でもあるプジョーですが、オープン状態での居住性や開放感などは後発の他社のメタルトップオープンに明らかに抜かれてしまっていると思います。オープンカーの肝でもあるその部分に目を瞑って、ネックウォーマーやイルミネーションなどの小手先の装備をしても、本末転倒という気がしてなりません。

満足している点

好みの分かれる顔つきはともかく、全体のデザインはかなり洗練されていると思います。特にリヤからの眺めとサイドのラインは美しいです。内装の質感も明らかに上がっていて、オープン状態で走ったらきっとエクステリアも注目を浴びるのではないでしょうか。

不満な点

307CCもそうでしたが、とにかくフロントガラスの傾斜がキツく、その先端は頭上スレスレまで迫ってきます。身長のない女性などがドラポジをとった際、フロントガラスの先端が頭を覆ってしまう人もいるのではないかと思います。横から見るとよくわかるのですが、フロントガラスだけでキャビンの半分近くまでを覆ってしまっているのです。オープンカーであるのに、オープンの開放感は非常に損なわれています。乗り降りの際に頭をぶつける人が多いというのもうなずけます。剛性なども考慮すると仕方のないことかもしれませんが、そんな言い訳が通用するのも307までで、フルモデルチェンジした308でまったく改善されていないのは正直残念でなりません。そもそもそのあたりを改善する気は元よりさらさらない！というのが実車を見るとよくわかります。このクルマを購入する時の意識として「オープンカーが欲しい」人には明らかに向いていないと思います。「たまにオープンにもなるクーペが欲しい」人にはぴったりなクルマなのかもしれません。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験