オペル ヴィータ 「長く使うほど愛着の持てる車でした。 　...」のユーザーレビュー

長く使うほど愛着の持てる車でした。 　...

2006.8.11

総評

長く使うほど愛着の持てる車でした。
　ただ，新車で購入し，幾多のトラブルを乗り越えたなかで，ようやくヴィータのよさを発見できた，という人でないと，このような感想をもつことはなかなかないだろうと思います。
　私自身は総合評価に「８」をつけたいところなのですが，人に勧められるかどうかというと残念ながら「６」をつけるのが精一杯です。
　中古のＢヴィータを検討されている方は雰囲気に流されず，車の状態をよくみて，慎重に決断されることをおすすめします。

満足している点

購入のきっかけは同クラスの国産車にはない安全装備が多数搭載されていた，という点でした。　
購入当初は国産車にはない重厚な乗り心地に満足していました。ところが，国産車ならヤレが出てきてそろそろ乗り飽きる頃であろう，購入して６～７年経過したあたりから，自分の乗り方に車がなじんできたような変化を感じるようになりました。後述のとおりトラブルが多く，すぐに手放した方も多い車だとは思いますが，長期保有しないとこのようなしっかり感はなかなか味わえないのではないかと思いました。
　また峠道を走ると，低速トルクの強いエンジンとしっかりしたハンドリングのおかげで意外と面白いドライブの楽しめる車でした。
　エアコンは効かない（後述）のですが逆にヒーターはよく効きました。さすが寒いドイツの車（製造はスペイン）だと思いました。
　ボディサイズも適当で，「国産車に似ている」と言われながら実はよく考えられたデザインも持ち，飽きない車でした。

不満な点

購入３ヶ月でエンジン警告灯がしばしば点灯するようになり，その後しばらくして減速時を中心に走行中エンストすることが頻発しました。何度サービスに持ち込んでも原因不明でした。イリジウムプラグに交換すると改善されましたが根絶には至りませんでした。
　エンジン周りでいえば，購入７年目の冬，原因不明でエンジンオイルが漏れる故障もありました。
　燃費はよくないです。事情があって（！）デリケートな運転を心がけるようになってようやくリッター９km台が出せるようになりましたが，何も考えずに運転するととたんにリッター８ｋｍ台に落ちます。ただし高速走行ではリッター１２ｋｍはいけます。
　その他，ドアのキャッチ部分が相次いで故障し，４つのドアのうち３つのキャッチを交換したこともありました。
　ＡＭラジオの感度が悪く（反面ＦＭラジオの感度はよい），ＡＭラジオを聞かなくなってしまいました。エアコンも効きが悪い，のですが，冷え性の家内に言わせるとこれでも寒いときがあるそうで，うちのばあいエアコンは不満なし，ということになります。
　前ドアはパワーウィンドーがついていましたが後ドアの窓は手動式で，「子供が手を挟まないから安全でいいかな」と思っていたのですが，逆に子供が簡単に窓を開けることができるのが難点でした。
　最近はマフラーの調子が悪く（後期型のＳＯＨＣ版に乗っていた同僚はマフラーが走行中落ちた，という），そしてスタンド（セルフではない）で満タン給油後いつまでもガソリンのにおいが消えず，調べてみると燃料パイプからガソリンが漏れていたとのことで，これが手放すきっかけとなりました。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験