日産 エクストレイル 「SUVとクロカンの中間のあいまいな性格が...」のユーザーレビュー

SUVとクロカンの中間のあいまいな性格が...

2003.1.23

総評

SUVとクロカンの中間のあいまいな性格が、この車の多くの欠点の原因となっている。ほとんどのユーザーは主に舗装道路を走り、たまに坂道・雪道・登山道を走ると思われ、オンロード性能の向上こそを目標にすべきであると思う。フォレスターのように車高を低く！フォレスターやCRVよりも後部座席と荷室を広く！とはいえ多くの不満はあるものの、家族で山登りやスキーに出かけるweekend　warriorsにとって、有力な選択肢の一つであると思う。

満足している点

雪道やスリップしやすい道路でも、あまりストレスを感じずに安全に運転できることが、最も気に入っている。週末に家族５人そろって山やスキーに出かけるとき、後部座席に子供３人がけを我慢させつつ乗せられ、荷物をある程度つめる。

不満な点

平地走行ではギア比がクロスしすぎていて、走りにくい。１・２速が特に接近しすぎており、そのしわ寄せが５速に現れており、通常の４速に近いギア比である。登山道を低速で走るときや、フル乗車の坂道ではよいが、ほとんど舗装道路を走るSUVとしては、デュアルレンジにするのがベストであろうが、2ndベストとしては６速にすべきである。高速道路で横風に弱く、パワーステアリングが軽すぎて安定感が悪いし、燃費が通常走行と変わらない。ロードクリアランスを維持しつつ、車高を低く低重心化し、空力特性を良好にすべきである。トルクがないので、穏やかに発進するときにエンストを起こしかねず、急ぐとギア比が小さいので回転数が上がりすぎて燃費低下を引き起こす。全体として燃費があまりよくないので、ギア比の改善すること、車体質量を削減すること、空力特性を向上することなどの改善が是非とも必要に思う。ささいなことだがタイヤハウスが大きすぎて、かっこ悪い。社外のフォッグランプを付ける場所を考慮すべきである。自然に分け入る機会の多い車なのだから。最後に、S（Mt）の装備が異様に悪すぎる！

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験