日産 ティアナ 「正常進化にもアジアの影が・・・ 日産のLクラスセダン・ティアナがモデルチェンジして2代目になりました。  先代ティアナは「モダンリビング」を提唱して、」のユーザーレビュー

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日産 ティアナ

グレード:-

乗車形式:試乗

評価

4

走行性能
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乗り心地
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デザイン
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積載性
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価格
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正常進化にもアジアの影が・・・ 日産のLクラスセダン・ティアナがモデルチェンジして2代目になりました。  先代ティアナは「モダンリビング」を提唱して、

2008.6.8

総評
正常進化にもアジアの影が・・・
日産のLクラスセダン・ティアナがモデルチェンジして2代目になりました。
 先代ティアナは「モダンリビング」を提唱して、スピードやパワーで押すドイツ勢や豪華さが売りのトヨタ車とは一線を画す上品さと控えめさを持つ車でしたが、新型も基本的にその路線を踏襲し、先代からキープコンセプトで正常進化した車と言えます。
 ただ、先代が中国、台湾などアジア地域や中東で好評だったため、軸足が日本市場からアジアなどの新興国に移ってきたなと感じます。先代は程よいエンジンパワーやボディサイズ、シンプルでセンスのいい内外装デザインなど、日本的とも言える品のよさを持っていたのですが、新型はそれがやや薄れてきた印象を受けます。
 以下詳細な印象を述べていきます。
満足している点
・内装の質感の向上
 先代はインテリアデザインに重点を置いていましたが、新型も同様に「おもてなし」をキーワードとして、心地よい室内空間を目指しています。
 先代はデザイン性最優先で、一部にLクラスのセダンとしてはインテリアの質感の不満な部分も見られましたが、新型はこのクラスのセダンとして相応、かつスカイラインやフーガと共通イメージの日産のアイディンティティを感じさせるデザインとなりました。
 新型はシートが非常に特徴的で、前後席とも日本車では他車に例を見ないほどふんわりとした柔らかいシートで、フランス車を連想させるものです。
 余談ですが、この車の木目パネルは先代同様フェイクウッドです。これについては、クラウンやヴェルファイアのレビューを見ると、Lクラスの車でありながら木目調パネルが本木目ではないという批判もありますが、リサイクル性を考慮すると木とプラスチック(場合によっては金属製パネル)を組み合わせるよりも、単一の素材の方が効率的でしょうし、そもそも自動車の内装というあくまでも飾りの部分に木材の資源を使うことに固執しなくてもよいのでは、と感じます。
・十分な動力性能
 試乗車は2.5Lだったのですが、185PSという標準的な出力ながら、動力性能は必要十分でかなり強めの加速でも不満を感じることはありません。またこのエンジンはレギュラー仕様で、このガソリン高のご時世多少なりともありがたいですね。
・大型のサンルーフの設定
 このクラスのセダンとしては異色の「スタイリッシュガラスルーフ」という前後ツインサンルーフが設定されていますが、カジュアルで明るいこの車のキャラクターにとてもよく似合っていて、ティアナらしい個性になっていると感じます。
不満な点
・やや個性が薄れた内外装デザイン
 先代ティアナはトヨタクラウンに代表されるような日本的高級感やメルセデス、BMWなどに代表されるスピードとパワーという価値観から一線を画した、どこかゆったり構えた品の良さを感じる車でした。
 新型は総評で述べたとおり、特にアジア地域での拡販を狙っているせいか、外観デザインがどこか韓国や中国の車を思わせる、メッキを多用してキラキラした、やや攻撃的なデザインになりました。先代の持っていたどこか女性的で優しげな雰囲気を失ったのは残念です。
 また内装も、先代のダークブルーとライトベージュを組み合わせる大胆でセンスのいい色使いや、明るくモダンなデザインのダッシュボードやセンターコンソールなどからやや保守的になり個性が失われたように感じるのも残念な点です。
・ボディサイズの拡大
 モデルチェンジのたびにボディサイズが拡大するのは世界的な潮流とはいえ、先代は室内、トランクルームとも十分なスペースを持っていただけに、新型のボディサイズの拡大(全長+80㎜、全幅+30㎜)はいまひとつ納得できないものがあります。
・シートの出来がいまひとつ?
 上述したようにふんわりと柔らかな特徴的なシートが備わっているのですが、シートクッションが底付きしているような感じを受けました。試乗車は本皮シートで、通気性を向上するベンチレーション機能やシートヒーターなどのギミックが装備されていて、これらがない仕様ならもう少し良いのかもしれませんが、せっかくルノー傘下になっているのですから、フランス車の柔らかくても腰があって疲れないシートの作り方をもう少し学んで欲しいものです。
 また、シートがショルダー部分も含めてかなり柔らかいため、表皮のヘタリなど長期間使用した場合の耐久性が少し心配です。
・最下級グレードの中央席ヘッドレストがない&固定式ヘッドレスト
 最下級グレードの250XEには後部座席中央のヘッドレストがメーカーオプションでも用意されません。また左右ヘッドレストも固定式です。V36スカイラインも同様なのですが、日産の車はこのように安全装備をケチることがありますが、メーカーとしての良識を疑います。特にティアナは個人タクシーなどでもよく使用され、後席に3人乗る機会も多いと思うのですが・・・
デザイン

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