日産 ティアナ 「すばらしいと思った。それだけに難しい 運転席にすわってみて、そしてアクセルを踏んでみて、走行して乗り心地を確かめ、そしてカタログで各装備やスペックを見」のユーザーレビュー

すばらしいと思った。それだけに難しい 運転席にすわってみて、そしてアクセルを踏んでみて、走行して乗り心地を確かめ、そしてカタログで各装備やスペックを見

2008.6.10

総評

すばらしいと思った。それだけに難しい
運転席にすわってみて、そしてアクセルを踏んでみて、走行して乗り心地を確かめ、そしてカタログで各装備やスペックを見て、これはすばらいいと思った。まずこれが第一印象です。
すばらしい乗り心地、ストレスないパワー、ＣＶＴのスムーズさ・ダイレクト感。
高品質な内装・外装。
そして、なんといってもすばらしいコストパフォーマンス。
すばらしい、の連続に感嘆しました。
乗り終わって、しばらくぼーっと考え、
それだけに難しい問題が浮かび上がってきました。

満足している点

総評にも記述したとおり、このクルマは、これだけの性能・品質を持ちながら断然安い。
込みこみで３００万強は、このクルマを体感すればいかに安い値づけなのかわかるはずです。
広い室内。どんな体格の人でもどの席にいても文句ないクルージングを味わえるでしょう。
深くシートを沈めれば思いきりスポーティーな気分が味わえる。逆にシートを上げれば殿様気分で楽なボジションを楽しめる。
すばらしいパワートレーン。特にV6の2.5Lがレギュラーガソリン仕様で文句のないパワーを生み出す。主流はこの2.5でしょう。

不満な点

かつてこのクルマはローレルであり、セフィーロだったと思うのです。
車両価格は２００万円前半から始まり、２Ｌ・２．５Ｌを狙い目とする手頃で、なおかつ満足感の高いファミリーセダンでした。
時代は変わって、装備にコストがかかるようになり、安全装備・ナビゲーションなど低く見積もっても軽く５０万円は上乗せされてしまう。それでも技術を結集して低コスト生産でマーケットに打ち勝ってきました。しかしティアナにはそして日産自体にも、もう少し商売の巧みさがほしいと思いました。
なぜ、メーカーオプションナビしか選べないのでしょうか。
また、ナビなしにしてもコストを食うモニターはついてきてしまう。
オーディオをグレードアップしたいと思ったら、最初からＢＯＳＥをつけなければならない。
無論あとからアンプを別付けしたりということはできますが・・・。
大都市ユーザーならいざ知らず、地方に行けばいくほどナビ不要のドライバーが多いのです。
ティアナを買う層はおそらくラジオとＣＤさえあればいいというヒトがおおいはず。
これと対照的なのがトヨタ。クラウン以上の車種以外は、ほぼオーディオレスを選択可能。最低限なら２万程度のオーディオユニットで済む。思い切り金をかけたければカロッツェリアで5.1chなどあとから組むことができる。
これがセドリック後継のＦＵＧＡならいい。しかしさらなるコストパフォーマンスが求められるファミリーセダンに、何かティアナは高級車なのかと勘違いしてしまっている。
それが確信できたのは今回のボディーサイズでした。幅はぎりぎり１８００弱。全長は４８５０の完全なフルサイズ。
これではＦＵＧＡを食うし、もしかしたらスカイラインも食うかもしれない。
開発に当たってはマークＸを絶対意識したはず。全長は逆に縮めて４７５０にして欲しかった。全幅も広げてほしくなかった。中間サイズのプリメーラがいつ出るのかわからない今、販売ラインに穴があくような状態を日産に作ってほしくなかった。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験