クルマに求めるもの
父が気張って買ったもののすぐに飽きてしまったマークIIからの乗り換えです。当時の日産はかなりマークIIからの乗り換えを促進させたか
2008.10.13
- 総評
- クルマに求めるもの
父が気張って買ったもののすぐに飽きてしまったマークIIからの乗り換えです。当時の日産はかなりマークIIからの乗り換えを促進させたかったようで下取り条件等が良かったのもトヨタ好きの父を黙らせた一因でした。
当初はJKを買う予定にしていたところに口を挟みまくりJMのキセノンライト付きにさせて現在に至ります。
素直な感想は気張らずに乗るセダンとしてこれ以上のものが必要か?という結論に至るほど全てがバランスよく揃っています・・・クルマで見栄を張りたい、圧倒的なパフォーマンスで目立ちたいと言うファクターを求める方には全く向かない車ですが、「クルマはこのくらいで良い」と言ういい意味での割り切りを持って乗るにはこれ以上のものは無いと思います。
- 満足している点
- まずはその広さとインテリア・・・アッパーミドルクラスと言うセグメントのクルマがずっとないがしろにしていた頭上空間とレッグスペース、そして左右の余裕がこのクルマにはあります。ゆったりと言う言葉がまさに当てはまります・・・最近流行りの5ナンバーサイズの7人乗りミニバンのせせこましさとは一線を画す上質な空間です。
インテリアは確かに安っぽく感じるところもありますが、年がら年中手を触れているわけでもないので一部を除き満足です。インパネ形状も最初は「何だこりゃ」と思いましたが、今までの国産車のスタンダードで見ていた当時の話であって、今はこれがティアナの味なんだと癒されています。
シートはパールスエードの手触りが良く、決して派手さは無いものの良いものに触れていると言う感じがします・・・やさしい肌触りで質感も良く、冬場に静電気に悩まされる心配も少ないので、静電気体質の私には嬉しいです。
そのパワーとフィーリングも十分で前車のJZX100マークIIの1JZ-GE型より200ccダウンなので正直どうかな?と思って乗りましたが、その心配は杞憂に終わり何処にも文句のない乗り味でした・・・トルクもあり、きちんと高回転域までスムーズに回り、ちょっとトヨタのエンジンを意識してるかな?と言う感もありますが・・・ちなみに自分のクルマはS15シルビアのスペックRなので決して普段パワーのないクルマに乗っていてと言う眼では見ていませんよ。
デザインも良く、特に今までの国産車にありがちだったここぞとばかりにメッキで飾り立てた過剰なまでのフロントグリルや、絶対にランプ類はワイドでなきゃダメとばかりに意味も無いのにあるリアのガーニッシュ類が無く、すっきりしているのが良い。そして曲面をうまく使って構成されたキャビン部のデザインも今までの日本のアッパーミドルサルーンらしくなくて良い、高級感が無いという意見も聞かれますが、このクルマでそんなものを求めるのがナンセンスで、それを求めるならもっと高いクルマを買えばいいのです。
このクルマの最も特筆すべきところはその圧倒的なお買い得感です・・・2.3リッターでこれだけの室内空間トランクを持ち、この上質なインテリアと各種装備、そしてよく出来たエンジンを備えて総額300万を割ると言う価格設定は同クラスの国産車中最も秀でていると思います。
- 不満な点
- あまり無いのですが、内装では前期型にはドアの内張りがちょっと安っぽい・・・後期型ではシートと同じ生地がドアトリムにも貼られましたが、このお値段のクルマとしてはちょっと失格です・・・。
シートの形と素材は素晴らしいのですが、ちょっとロングドライブ時には休憩を挟んでやらないと腰には負担が来ます・・・が、一昔前のトヨタ車のシートほどではないので我慢が出来ますが・・・。
ちなみに他の多くの方が指摘されていたドアミラーの形状とパワーウインドースイッチは慣れれば何と言う事はありません(私が乗って来た歴代のクルマではそこら辺がもっと酷いクルマが多かっただけかもしれませんが・・・)。
ホンネを言えば4速ATでは無く多段ATが欲しいと思いますが、このパワーとトルクがあれば4速で不満は無いので特には・・・だってこの値段に収まるわけないですからねぇ・・・多段化したりCVT化したら・・・。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験