日産 サニー 「最高ランクの営業車にして最低の愛車 すっかり勘違いして、1.5LのEXサルーンでレビュー書いてました。1.3Lが正解でした。 中古車として買うのであれ」のユーザーレビュー

最高ランクの営業車にして最低の愛車 すっかり勘違いして、1.5LのEXサルーンでレビュー書いてました。1.3Lが正解でした。 中古車として買うのであれ

2010.8.6

総評

最高ランクの営業車にして最低の愛車
すっかり勘違いして、1.5LのEXサルーンでレビュー書いてました。1.3Lが正解でした。
中古車として買うのであれば、とにかく安いです。
かれこれ7年ほど前でしょうか。8年落ちで2万キロも走っていないのを、10万ちょっとで車検までつけて手に入れました。
今レビューを読まれるあなた。自車営業車なら、とにかく距離の少ないのを選びましょう。元をとるまでは、しっかり働く「ロバ」のような車です。
今考えてみれば、中古で買った店も利益あまり出なかっただろうなーと思うのですが、とにかくよく走り、頑丈でした。
色香というものには無縁。街中をこれで走ると（色が白だったためもあり）とにかく目立たず、誰とすれ違っても気付かれませんでした。日本中の覆面パトカーも、クラウンだのはやめて、これにしたらどうだろう？維持費も安いし燃費もいいし、目立たないから張り込みなどは本当に便利だと思います。
お買い得ではあったし、買った事を後悔はしていないが、こんな車を平気な顔して作ったメーカーと、開発担当者に対しては、本気で罵りたいと思う点多々あり。
この車を新車で買う層を、メーカーもディーラーも、なめていませんか？
とにかくバカにされた気がする一台。

満足している点

質実剛健とはよく言ったもの。
とにかく壊れなかった。
毎月飛騨の峠を5000キロずつ。オイル交換毎月、タイヤも半年1セット。そんな環境で、7万キロほどこき使いました。最後にミッション不調になりましたが、元は十分とったと思います。
シャーシ、ボディ、塗装などについて、強度が十分という気はありません。
それでも、非力なエンジンと情けない13インチのタイヤながらも、頑張って飛騨高山のあまたの峠を攻めると、尻をふりながら坂を下ります。
ダウンヒルは、案外得意でした。
基本的な走る、止まる、曲がるに関しては素直でした。挙動も分かりやすく限界もすぐに分かる。
ここには、意外と頑張るサス、シャーシ、上り坂てんでダメな非力なエンジン、13インチのおソマツタイヤ。このトータルバランスに加え、実用車ならではの取り回しのよさと大変に車幅をつかみ易いデザインがものを言います。
特に車幅の感覚は、本当に分かりやすく、飛騨の小京都と言われるだけあって、とにかく狭い町並みを、ぶんぶんすっ飛ばす事ができたくらい。交差点での右折車すりぬけやら狭いコインパーキングでの駐車の時には、ありがたかったです。
直進安定性も意外とあるのです。
高速120キロで走りながらカップラーメンを食べきる余裕はもたせてくれます。
慣れると、ノンストップ500キロほどは余裕で走れるようになります。

不満な点

とにかくダサい。
とにかく安普請な内装。やる気のないシート。ホールド性ゼロ。
質感ゼロのインパネ。
がさつで振動が多くて低回転スカスカでなんともならないエンジン。街乗りリッター14くらいだったから、まだ許せるが、その次に乗ったトヨタのJZX101、今乗っているJZS175の後に、絶対に戻りたくないセグメント。この車で、このセグメントと4発エンジンを大嫌いになりました。
一切の魅力と官能と快適性を寄せ付けない最悪のつくり。開発コンセプトと設計者全員をポスターにして、日産本社の掲示板にでも貼ったらどうでしょう。
こんな車、どう考えたら開発できてしまうのでしょう？
開発陣は、この車をほしいと思うのでしょうか？
ティルトさえあれば良いと思っている（らしい）パワーステアリング。テレスコはいらないの？？
日産の開発陣、基本的に音楽嫌いなのでしょうね。とにかく安っぽいスピーカーとラジカセ。トヨタのカローラは、もう少しマシだよ。営業車に音楽なんていらねえ！と思っておられるのか？？
慣れるまで、本当に腰が痛いシート。ランバーサポートくらいつけてよ。ホールドしないし、蒸れるしすぐに擦れて色が変わる素材を使うし、最低のシートでした。
1～2、2～3の変速ショックの大きさ。運転手ですら、ショックで頭が前後に少し揺れます。
塗装も、白はサビがすぐ浮きました。案外弱いです。
高速道路での運転は、とにかく流れに乗ることが大切。ATのキックダウンは効果ありません。追い越しをかけるなら、相手をちゃんと選ばないと、横に並んでからが大変です。
車格のせいでしょうか？大変になめられやすい。幅寄せ割り込み後ろぴったりはしょっちゅうやられます。もちろんそこは営業車。たやすく譲ってはなりませぬぞ！！
すべての上り坂が苦手です。大きなエンジン音をたてながら、スピードメーターの針はどんどん下がります。
女性をデートに誘うには、大変役立たずな一台。きっと、おんぼろの軽のほうが、ネタとして使えるでしょう。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験