BMW M3,M4がやたら多い地域・・・ 最近神戸市から広島市安佐南区祇園に引っ越してきました。

Question

この祇園と同区の長束、春日野を除く山本、西原の一部（可部街道以西）を含めて祇園地区と呼ぶそうですが、やたらBMW M3(F80)とM4が多いのに気付きました。

戸建てのガレージやマンションの駐車場に止まっている車だけで、F80のM3が4台、M4が2台、さらにM4のDTMエディション（GTSベース）までも見掛けます。
さらにM2やE92,E46のM3、F10,F90のM5なども加えると相当数いて、BMWのMモデルの密集地域に思えます。

そのほかにもボルシェ911系やベンツのAMG、日産のGTRも多数おり（2020年モデルのニスモも）、2㎞四方にも満たない地域にこれだけの高額スポーツが多いのは珍しい気がします。
それも前述の様に見掛ける台数だけでこれですから、マンションの駐車場など見えない部分にも多くのスポーツカーが隠れているように思います。

この広島市の祇園地域というのは、金持ちのクルマ好きが多い土地柄なのでしょうか？

これだけのクルマがいるにも拘らずフェラーリやランボルギーニを全く見ないのは、シャッター付きのガレージに入っているという事もあるでしょうが、見栄や投資対象のこれらのクルマがいないことが、逆にクルマ好きが多いという印象です。

この辺りの事に詳しい方教えてください。

Answer 1

広島市には行政区が8区ありますが、安佐南区、安佐北区、佐伯区、安芸区の4区は1960年代までは広島市ではなく郡部でした。

1970年代に入って近隣町村を次々に合併し、政令指定都市を目指しました。
これは3大都市圏以外の大都市、札幌、仙台、福岡なども時期は少しづつ異なりますが同様です。

新しく広島市に編入された中でも、安佐南区の祇園地区は広島市中心部に最も近く、幹線道路（当時の国道54号・現可部街道）やJR可部線が通っている為、早くから発展していました。
ただ、JRや国道沿線はそれなりに店舗などもありましたが、一歩中に入ると田んぼだらけという状況で現在とはかなり異なります。

そして平成に入り、アジア大会に合わせてアストラムラインと祇園新道（現国道54号）が整備され、急速に都市化されました。
農地は宅地や商業地になり、地価は急騰。
この土地バブル時に、広い農地を所有していた地主の人達が土地を売却した際にそれなりの大金を得られ、この地域に裕福な方が多くなったと考えられます。

そして現在はマンションが林立し未だに次々と着工されていますが、前述の様にアストラムラインとJRに挟まれ、且つ2本の幹線道路が通り、高速ICも近く交通の便が良好な地域ですので、旧市内以外では最も高価格設定の地域になっています。

そうなると当然それなりの収入の方が住む様になりますし、交通の便の良い地域には老後の事を考え、子育てを終えられた初老の方々も数多く移り住んできます。
要するにソコソコ趣味にお金をつぎ込む余裕のある方々が多いという事です。

趣味と言っても様々ですが、クルマ、それもスポーツカーが多いのはタマタマでしょうね。
ただ言えるのは同じ1500万円の車を買う場合でも、メルセデスのSクラスやBMWの7シリーズ、レクサスLSなどより同価格帯のスポーツモデルが多いのは、やはり趣味として車を選んでいる人が多いからではないかと思います。

そういえば祇園地区にはドイツの御三家、メルセデス、BMW、アウディのディーラーが揃っています。
ご質問の様にフェラーリやランボルギーニが少ないというのは「それなり・ソコソコ」という所に尽きるでしょう。

因みに最近価格が跳ね上がっているクルマやバイクの旧車も（ケンメリ、ハコスカ、CB750、Z2など）、この地域でよく見かける様な気がしますね。

以上、あくまでも私なりの個人的解釈ですが。


そういえば以前、祇園の家電量販店でM4のDTMチャンピオンエディションが目撃され、この知恵袋に登場していましたね。
ご質問文中のクルマの事ではないでしょうか。

質問者からのお礼コメント

この地域の事にお詳しいんですね。
お蔭様で祇園の事がよく分かりました。有難うございました。

Answer 2

祇園地区は路線価は高いかもしれないが、高級住宅街ではないよ。