日産 スカイラインクーペ 「現在は存在しない運転が楽しい車」のユーザーレビュー

現在は存在しない運転が楽しい車

2021.8.18

総評

効率化、省燃費化、安全装備満載、ほぼ自動化、ボディの安易な33ナンバー化(肥満化)…
いかに安全に楽に快適に低コストで目的地に到着可能かを目的として作られ、どれも全く個性のないデザインとなってしまった近年の自動車とは真逆だった時代の最後に生まれた運転する事が楽しい車。

満足している点

変な振動もなくスムーズに伸びていく直列６気筒エンジン。それにラグが少ないボールベアリングセラミックターボの程よいモリモリ感＋ドッカン。更に基本後輪駆動のMT車。
おまけに日本の道路事情や駐車場に合っていて大き過ぎず運転しやすいコンパクトで軽量な5ナンバーボディ。それでも必要な時は無理なく5名乗車も可能。
こんな楽しい条件の揃った2ドアクーペは現在新車販売されていません。BNR32も乗っていたのでパワーだけでなくバランスも大切だと教えてくれた車です。

不満な点

小さな不満はいくつかあるかもしれませんが、私にとっては全く気にならない程度です。

デザイン

5

内装はシンプルな「ザ・クルマ」が一番という考えですので、使い勝手が良く、必要最低限の走るための機能と質感があればよく、その通りの車ですので今でも満足しています。

走行性能

3

BNR32と比べるのはおかしな話。別の車と考えています。スカGはパワーではなく楽しく操作してバランスで走っていく車です。他の車と比べてもバランスの良い車だと思います。

乗り心地

4

レースを目的としたRではなく、市街地走行をメインとして作られた車です。普段使いは悪くないです。
逆に攻める走りをすると純正の足回りでは物足りないです。

積載性

4

例えばこの車に家族５人乗り、県外宿泊旅行のための荷物をトランクに満載して行く…
そういう使い方は間違っていますので考えていません。
ただ、キャリアをルーフにつけて、スキーやボートへ遊びに行くのには活躍してました。

燃費

3

楽しく走る車はえてして燃費が悪いものです。
新車購入時は街乗りリッター7km。
現在も街乗りリッター7km。
当時のスポーツカーとしては優秀だと思います。
因みにBNR32は新車時の街乗りリッター5~6kmでした。

価格

4

BNR32とCHR32の間に存在するHNR32。
販売価格はCHR32より約100万高く、BNR32より100万安いってところで微妙でした。
でもオールマイティーに使えて満足です。
当時オプションでエアロバンパー7万円＋ツインフォグランプ8万円を購入できる人は殆どいなかった記憶があります。

故障経験

大きな故障は現在までありません。
この車の修理といえば、経年劣化で寿命となった部品を新品部品と交換する…というパターンが殆どです。
ただしバッテリーの持ちが悪いような気が。
だいたい２年で買い換え続けてきました。