日産 シルビア 「ユーザーとメーカーを行ったり来たり可哀想...」のユーザーレビュー

ユーザーとメーカーを行ったり来たり可哀想...

2003.3.26

総評

ユーザーとメーカーを行ったり来たり可哀想なクルマです。クルマを本物と偽物に分ける人にとっては思いっきり偽者です。クルマにささやかな夢を見たい人やスポーツをしたい人にとっては、まさに夢の実現です。ただ、前記の人には価格が安すぎイメージ悪すぎ、後者の人には価格が高すぎるのかも知れません。ユーザーとメーカーのイメージの差に左右されの安定したブランドも作れませんでした。ただ、そういう運命を背負った上で量産クーペはクルマ好きに愛されてきたのも事実では？北米人だけのＺやスカＧもいいですが、日本人にも一台ぐらい何とかならないものでしょうか？中年貧乏スポーツカーオタク（少なからずいる？）の私は、いずれまたロードスターに頼るしかないのかな？

満足している点

セダンベースの量産庶民向けパーソナルクーペの鏡のようなクルマです。コンセプトは古くて流行らないですが、マスタングやカルマンギアクーペ、アルファのベローチェあたりとも同じかな？私も多くの皆さんと同じように内外装のデザインです。綺麗だしカッコイイですよね。乗ってみた感じも純粋なスポーツカーではなくて、スポーティクーペとしての演出は上手だと思います。どんなにクルマを知らない人でも「オオッ！ハンドル切れてキビキビ！」とか「ワァ～！ターボってこんなフウなんだ」って伝わります。カミサンなんか「硬くて気持ちいい」（足回りですよ！）とかって言ってるし。間口の広さもたいしたもので、本気な走り屋の人から私のような貧乏スポーツカーオタクまでカバーします。見ても乗ってもクルマの楽しみの定食版ってとこでしょうか？あと、サイズや軽さもちょうどいいです。クルマを着ているようなジャージのような気楽さがあります。自分に対してクルマ道楽趣味のある人にとっては気に入れば一生モノです。特にＬパッケージは皮シート、メッキリングメーター、
アルミペダル等など「これでもか！」と古典古典のモデルですよ！

不満な点

不満というより残念なのは、あまりにもピニンファリーナなところです。サイドのラインがアルファＧＴＶに似ている？いいえ、内外装のほぼ総てはテスタロッサをベースにアレンジしていると思います。国内専用なら初代のデザインアレンジでもクールで良いと思うんですが？シルビアのプライドのためにもね。あと、とても微妙な感触の話ですが９１０ブルーバードクーペなのでどこまでいっても乗り味はいっしょなところかな？足が重い。エンジンも眠い。なんか牛っぽい。９１０、Ｓ１２からほんとに変っていません。すごい事かな？

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験