日産 サファリ 「クロスカントリー型四駆への挽歌 Y 60は、四駆としては世界最高水準のシャーシ性能を持った超本格派である。日本ではあまり売れなかったが、中身は見れば見」のユーザーレビュー

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日産 サファリ

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評価

5

走行性能
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デザイン
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積載性
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価格
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クロスカントリー型四駆への挽歌 Y 60は、四駆としては世界最高水準のシャーシ性能を持った超本格派である。日本ではあまり売れなかったが、中身は見れば見

2010.7.3

総評
クロスカントリー型四駆への挽歌
Y 60は、四駆としては世界最高水準のシャーシ性能を持った超本格派である。日本ではあまり売れなかったが、中身は見れば見るほど凄い。その証拠にこのような車が本当に必要とされる国でよく売れた。居住性や内装など、四駆にとっての些末事をどうのこうの言うピント外れの人にとっては魅力に欠ける車であるが、四駆を理解する人にとっては歴史に残る名車である。
 Y60の実力をプロ野球クラスとすれば、ラ○ク○など学生野球レベル、パ○ロやサ○フに至ってはリトルリーグ並である。日本の国力が頂点に達した時代に作られた、もうおそらく二度と出ないであろう傑作であり、今となれば年々衰微していくクロスカントリー型四駆への挽歌ともなった。
満足している点
オンロード性能とオフロード性能を高いレベルで両立させたシャーシが絶品。下回りを覗いてみるがいい。閉断面の高剛性ラダーフレーム、長い長いサスペンションのアーム(リーディングアームは頑丈そのものの鍛造)、極太のプロペラシャフト、大容量のデフと太いアクスルチューブ。シャーシの各部分はサイドメンバーの間にうまく収まり、腹の下には何も飛び出していない。この下回りを見た後では、どの四駆も見劣りがする。
 白眉はサスペンションであろう。国産四駆最大のストロークを持ち、しなやかに伸び縮みする。普通、オフロード性能を重視したサスペンションはオンロードではふにゃふにゃ(初代レンジローバー)、オンロード性能に振るとオフロードで使い物にならない(大部分の国産四駆)ものだが、Y60では最高の妥協点を見出した。
 エンジンはトルクフルなTD42で、カタログ上の数字はたいしたことが無いが、低回転から湧き上がる大トルクは実用上必要十分。燃費も悪くない。北海道の郊外なら無給油で1000KM 近く走れた。シャーシの総合性能である悪路走破性は、大きな図体からは想像もできないほど高い。これをスキーだけに使うのは、大砲で小鳥を撃つようなものである。
 直進性が良い。固定軸がまっすぐ走らないというのは必ずしも正しくないことを実証している。力のあるエンジンとあいまって高速の巡航は快適。駐車ブレーキはセンターブレーキで、拘束力は強力。
 窓が大きく視界が良い。大きなドアミラーは安全性に寄与し、クロスカントリーではサイドシルまでよく見える。
不満な点
重過ぎる。これは頑丈なシャーシと大きなエンジン(4L超のディーゼル)を考えれば仕方ないのかも知れないが。それでも最近の四駆では2トン半が当たり前となったのに較べるとマシか。
 小回りが利かない。これも長いホイールベースによるものであるが、その気になればもう少し小さくできると思う。狭いところでは切り返しの繰り返し。
 シャーシで最大の欠点はサービスブレーキが甘いこと。ショートボディーでは利くらしいが。
旧型(Y160)のボディーを流用したので室内はあまり広くない。シャーシに合わせたボディーを新設計すれば、同じ後部席3人掛けでも余裕の広さが取れたのに。
デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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